リハ協ブログ2021年2月4日より転載
令和3年2月4日、厚生労働省は、同日開催された「障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第24回)」において、令和3年度障害福祉サービス等報酬改定の概要を示しました。
その主な内容は、次の通りです。
1.障害者の重度化・高齢化を踏まえた地域移行・地域生活の支援、質の高い相談支援を提供するための報酬体系の見直し
(1)グループホームにおける重度化・高齢化に対応するための報酬の見直し
(2)自立生活援助の整備を促進するための報酬・人員基準等の見直し
(3)地域生活支援拠点等の整備の促進・機能の充実を図るための加算の創設
(4)生活介護等における重度障害者への支援の評価の見直し
(5)質の高い相談支援を提供するための報酬体系の見直し
2.効果的な就労支援や障害児者のニーズを踏まえたきめ細かな対応
(1)就労移行支援・就労定着支援の質の向上に資する報酬等の見直し
(2)就労継続支援A型の基本報酬等の見直し(スコア方式の導入)
(3)就労継続支援B型の基本報酬等の見直し(報酬体系の類型化)
(4)医療型短期入所における受入体制の強化
3.医療的ケア児への支援などの障害児支援の推進
(1)医療的ケアが必要な障害児に対する支援の充実
(2)放課後等デイサービスの報酬体系等の見直し
(3)児童発達支援の報酬等の見直し
(4)障害児入所施設における報酬・人員基準等の見直し
4.精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの推進
5.感染症や災害への対応力の強化
(1)日頃からの感染症対策の強化や業務継続に向けた取組の推進
(2)支援の継続を見据えた障害福祉現場におけるICTの活用
6.障害福祉サービス等の持続可能性の確保と適切なサービス提供を行うための報酬等の見直し
(1)医療連携体制加算の見直し
(2)障害者虐待防止の更なる推進、身体拘束等の適正化の推進
(3)福祉・介護職員等特定処遇改善加算等の見直し
(4)業務効率化のためのICTの活用(再掲)
(5)その他経過措置の取扱い等
今後、「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定障害福祉サービス等及び基準該当障害福祉サービスに要する費用の額の算定に関する基準等の一部を改正する告示案」がパブリックコメントにかけられ、告示され、4月1日から改定される予定です。
詳しいことは下のサイトをご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_16573.html