リハ協ブログ2023年2月8日より転載
2023年2月8日、国際航空運送協会(International Air Transport Association:IATA)は、「移動補助具の輸送に関するガイダンス(Guidance on the Transport of Mobility Aids)第1版」を公表しました。
このガイダンスは、車いすやスクター等の移動補助具を安全かつ効率的に航空輸送するための方法についてまとめています。
肢体不自由のある障害者の航空機利用が増加するなか、車いす等の貨物室への積み込み方法、電動車いすのバッテリーの取り扱い、車いす等の返却に伴う遅延等、移動補助器具の取り扱いについては、いろいろ課題が指摘されてきました。
そこで、IATAは、調査と改善のために、2021年にモビリティ・エイド・アクション・グループ(Mobility Aids Action Group:MAAG)を立ち上げました。
このガイダンスは、その成果として発表されました。
その内容には、専用タグの活用、予約手続き、乗客とのコミュニケーション方法方法、搭乗時の支援、移動補助具の取り扱い方法、乗り継ぎへの対応、荷物室での取り扱い、移動補助器具の乗客への返却、スタッフへの訓練、機器を損傷させたときの対応、活用できるツール等、事例を含め、詳細が写真や図入りで説明されています。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.iata.org/en/pressroom/2023-releases/2023-02-08-01