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被災地支援センター

岩手県陸前高田市における障害者訪問調査
第一次報告(速報)について

 日本障害フォーラム(JDF)では、陸前高田市の要請を受け、2012年7月~11月まで、市内の障害者の全件訪問調査を行いました。
 このたび、その第一次報告を、 戸羽太市長に対し下記により行いました。

■第一次報告の提出 2013年1月11日(金)15時より
          陸前高田市仮庁舎にて

戸羽太市長に報告書を手渡している藤井幹事会議長

【調査について】
 陸前高田市では、障害者の状況について、2011年7月に保健師の全戸訪問による確認や、2012年1月に障害者手帳所持者の安否確認などを行っています。しかし、所在を含めた現況はなお不明であり、その生活状況と、今後の災害時要援護者への登録希望などを含めた状況把握が求められています。市とJDFが懇談を行う中で、このことを目的とした訪問調査の要請が市から寄せられ、今回の調査を実施することとなりました。

(1)目的
 被災から1年余が経過した時点での障害者等の実態を把握し、訪問調査の中で把握したニーズを行政や関係機関と共有しながら対応し解決していきます。目的は、第一に、緊急のニーズ把握を行う、第二に今後の復興を含めた障害者行政の基礎資料とする、第三に今後の障害者の防災計画作成の基礎資料とすることです。

(2)調査主体 日本障害フォーラム(JDF)
※実施にあたっては、陸前高田市、いわて障がい福祉復興支援センター(気仙圏域センター)等と連携・協力を行っています。

(3)調査期間 2012年7月6日~11月12日(予備調査を含む)

(4)調査対象 陸前高田市の障害者手帳所持者と自立支援医療利用者 1,357人 ※訪問調査による面談者数 1,021人

(5)調査方法 個別訪問による対面調査

(6)主な調査項目について
 調査の視点は、大きく分けて、①震災以降の避難の状況、②現在の生活状況とニーズ、③災害発生時の今後の対応、の3点となっています。

(7)調査の実施について
 全国から派遣されたJDF関係者(調査員)、JDFいわて支援センタースタッフ、いわて障がい福祉復興支援センター(気仙圏域センター)からの協力者で調査チームを編成し、原則として1チーム2名で訪問調査を行っています。1クール1週間の交代制で、調査従事者は、のべ531人(うち、復興支援センター職員105人、JDF調査員426人)。

(8)調査結果の概要(単純集計・速報値)

※その後、調査結果の最終報告が出されています。
「支援を必要とする人の被災時における支援に関する実態調査」報告(2014年3月18日)


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