被災地支援センター
2013年12月
JDFいわて支援センター活動報告
1.イベント活動について
8月31日 | 「障がい者のためのノーマライゼーション研修会」 主催:陸前高田市 会場:陸前高田市役所仮設庁舎講堂 参加者:120名 |
障がい当事者を含めた市民に呼びかけ、藤井幹事会議長を講師に研修会を行った。 |
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10月29日 | 障害者と防災シンポジウム 「誰もが住みやすいまちづくりに向けて」 主催:国連防災事務局、日本財団、JDF 会場:キャピタルホテル(陸前高田市) 参加者:200名 |
2.生活支援活動について
- 通院と通学支援等の移動支援については、2013年度上半期の実績は下記の表の通り。昨年度に比べ、約150%となっている。
- 公共交通を含め、震災直後の状況から比べれば表面的には復旧したが、安全面を重視した仮設住宅にお住まいの障がいなどをお持ちの方が移動するには厳しい状況にある。また、住環境変化や将来の見通しが付かない不安を抱えた生活などから体調が思わしくない状態になった方も増えている。
- この様な状況から、震災から1,000日以上経った現在でも支援要請が増えているものと考える。
- 2013年5月から陸前高田の地元の方に半日勤務をお願いしている。これにより、現地スタッフた2名となったが、支援要請数に応えるには足りないため、6月から11月まで「ゼンコロ」から支援員を各クール1名ずつ派遣して頂いた。また、冬期に向けて「きょうされん」から12月から派遣を受けて活動している。
2013年度 上半期生活支援実績
障がい | 高齢 | 障害児 | 健常児 | その他 | 合計 | |||||||
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通院 | 買物 | その他 | 通院 | 買物 | その他 | 通学 | 通院 | 通学 | 通院 | 通院/他 | ||
4月 | 59 | 3 | 5 | 29 | 0 | 1 | 34 | 0 | 59 | 0 | 0 | 190 |
5月 | 69 | 2 | 37 | 41 | 41 | 0 | 42 | 0 | 55 | 0 | 0 | 287 |
6月 | 89 | 0 | 13 | 30 | 0 | 0 | 40 | 2 | 69 | 2 | 7 | 252 |
7月 | 122 | 0 | 26 | 55 | 0 | 0 | 41 | 0 | 50 | 0 | 0 | 294 |
8月 | 84 | 40 | 29 | 39 | 0 | 2 | 18 | 2 | 20 | 0 | 2 | 236 |
9月 | 83 | 3 | 14 | 46 | 0 | 0 | 36 | 0 | 36 | 0 | 0 | 218 |
506 | 48 | 124 | 240 | 41 | 3 | 211 | 4 | 289 | 2 | 9 | 1477 | |
障がい678件 | 45.9% | 高齢284件 | 19.2% | 215 | 14.6% | 291 | 19.7% | 0.6% | ||||
児童506件 | 34.3% | |||||||||||
※2012年度の支援実績は、1,978件であった。 ※2012年4月~9月の支援実績は894件であったので、同じ期間での1,477件という数字は昨年対比1.65倍となっている。 |
3.陸前高田市障がい福祉計画に係る活動について
- 関係会議への出席
→ 障がい者連絡会:月1回保健師並びに相談支援専門員とケースの共有を行う。 - 障がい福祉計画ワーキンググループへの参画
→ 陸前高田市第3期障がい計画内で4点の重点施策が策定され、その中の一つに参加をした。陸前高田市独自の助成制度の創設と人材育成制度の創設について、JDF活動終結後の地域生活を支える基盤をどの様にするかと言った視点で検討を重ねた。 - 障がい者福祉施策検討委員会への参画
→ 4つのワーキングで出た要望を一本化し、次年度事業として予算要求できるように報告書並びに要望書の作成を行った。 - 障がい者福祉施策推進協議会への出席
→ 障害者福祉施策検討委員会で作成した要望を推進協議会とする合わせをし、市長へ答申できるようにした。
2013年8月31日「ノーマライゼーション研修会」の様子
2013年10月29日、陸前高田市中心部を臨む