被災地支援センター
つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで
熊本支援センターニュース「火の国がんば」No.40
日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター
2017年3月6日発行(毎週月曜日発行)
JDF熊本支援センター
〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップⅡ-2号
TEL 096-285-8569 FAX 096-285-8591 E-mail:jdfkumamoto@gmail.com
●益城町の障害のある人の手にSOSチラシを
あと一カ月余りで熊本地震から1年を迎えます。
障害のある人のSOSに応えてきた被災地障害者センターくまもとが、
激震の地・益城町に活動の拠点を移し、2月21日開所式を執り行いました。
これまで500名近くの方からSOSを受け、支援に入った人はのべ数千人にもなります。
今後はここ益城町を拠点に障害のある人のSOSに応えていくことになります。
今は、新たなSOSチラシの準備をすすめているところです。
JDF熊本支援センターが常に密接な連携のもとに活動してきた、
被災地障害者センターくまもとの新たなステージがはじまります。
●あれからもうすぐ1年…
3月に入り、あの忘れることができない地震からもうすぐ1年が経とうとしています。
少しでも被災地熊本の役に立とうという思いで県内外から集まっている、
第41クールのスタッフのみんなに私自身も励まされています。
そんな私たちの活動を以下にご報告します。
熊本地震で大小様々な被害を受けて、
先の見えない不安に押しつぶされそうな方々が多くいらっしゃると思います。
無理せず、時には休みながら、ゆっくり、一歩ずつ、
復興に向けて進んでいけることを心から願います。
(事務スタッフ 熊本・牛島教貴)
木山仮設団地 地域支え合いセンター(益城町)活動報告
木山仮設団地支え合いセンターに2月末より一週間支援に入らせていただきました。
住民の方は、とても気さくでJDFの訪問を笑顔で迎え入れて下さいました。
今までの活動の積み重ねによりJDFの青いビブスが受け入れられていると感じました。
団地内では道路に転がっている砂利を戻されている方を見かけました、誰かが転ばないように。
サロンでは催し物が毎日あります。
みんなより早く来て準備をし、最後まで残り片付けをする方の姿がありました。
笑顔で迎え入れ、みんなが楽しめるように。
支え合いセンターのスタッフは忙しい中でもいつも笑顔でした。
住民の方が安心して生活できるように。
地震の日から始まった非日常で不安がある中でも、
誰かのために動くことで自分らしさを活かしている人たちがいました。
また、団地内には夕方になると、子どもたちの姿も多くみられ、屋外で元気に遊んでいました。
子どもらしく好奇心旺盛で団地内のあらゆる場所が遊び場となっていました。
元気のよさが、時には危ない場面に映ることもありますが、
その様子を住民の方々が心配しながらも優しく見守る姿を目にしたとき、
この仮設団地の中で新しい地域の姿が生まれていることを感じました。
ソフトバンクの帽子をかぶって俺はジャイアンツファンだけん、といっていたおやじさん。
いい男つかまえた♡と言って腕を組んできたおばさま。最高でした。
(支援スタッフ 神奈川・塩谷祥策 / 熊本・甲斐絹代)
被災地障害者センターくまもと 活動報告
被災した家の家具の片付け、撤去、廃棄を中心に行いました。
大変な作業ではありましたが、依頼者の方や関わった地元の方からの
「ボランティアがんばってね!」と応援や感謝の言葉を頂きながら、
明るく楽しく活動させて頂く事が出来ました!
私たちが出来る事は限られていますが、現地の状況や現地の声を多くの方に伝え、
これからも熊本がより元気になるように応援していきたいです!
お世話になった多くの方々短い間でしたが、本当にありがとうございました(^_^)!
(支援スタッフ 兵庫・繁田勝博 / 滋賀・高橋拓也)
これからも被災地の人に寄りそって…
熊本地震が発災してからもうすぐ一年を迎えようとしています。
私たちJDF熊本支援センターは
発災当初から被災された方が安心して暮らせることができるように活動を続けてきました。
現在、仮設住宅やみなし仮設などの住居面では整備されてきていますが、
一方、被災された方々の心への手当てがまだまだ十分とは言えない状況であると感じました。
これからも被災地の復興は進んでいきますが、
物の豊かさだけではなく心の豊かさを合わせて復興することができるようにするために、
私たちが被災地での活動を通して感じたことを広く社会に発信し、
国民の一人一人が社会的な問題であると考えられるように運動を進める必要があると思います。
(スタッフマネージャー 神奈川・渋谷真人)
みなし仮設 見回りで連携 ~県内32市町村“越境入居先”が支援~ |
募金にご協力ください |
熊本地震のみなし仮設住宅の利用者がいる県内32市町村は1日、
地元を離れて他市町村内のみなし仮設に“越境入居”している被災者の支援で連携することに合意した。
健康状態に不安を抱える世帯などへの定期的な見回りは、地元ではなく、例外的に入居先の市町村が担う。
支援が必要な世帯の情報が把握・共有でき次第、運用を始める。 対象は、障害者がいる世帯や高齢者のみの世帯などで、定期的な見回りによる健康状態の把握などを想定。 一方、住宅や生活の再建に向けた制度や資金面での相談といった支援業務は、原則通り地元市町村が担う。 県内の越境入居は、みなし仮設利用世帯全体の25.6%の3,515世帯(昨年12/28時点)。 県はこのうち4分の1程度が日常的な支援を必要としているとみている。 |
■銀行振込:ゆうちょ銀行
■郵便振替 |
=JDF関係者のみなさまへ=
JDF熊本支援センターは、現在の形での活動は今年度(3月)いっぱいで終結させることで準備を進めています。
現在のところ、3月までの人員は、おかげにより確保できる見込みとなりましたことから、
5月以降続けてきました派遣人員の募集は、2月7日にて終了させていただくこととしました。
ご多忙の中、これまで派遣にご協力いただいた皆様には、改めて心よりお礼を申し上げます。
JDF熊本支援センターは、現地の障害者団体等で構成される「被災地障害者センターくまもと」と一体となって取り組みを進めています。
活動内容は被災した障害のある方への個別支援、仮設住宅や被災事業所の支援等が中心です。
JDF熊本支援センターの活動をブログで発信しています。「JDF災害総合支援本部」で検索ください。