被災地支援センター
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みやぎ支援センターニュース 「ゆい」 No.2
日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合支援本部・みやぎ支援センター
2011年4月6日発行
仙台市太白区・仙台ワークキャンパス内 022-306-4663(TEL・FAX) jdf.miyagi@gmail.com
被災地域の障害のある方々への訪問調査活動も7日目を終え、支援ニーズが集まってきています。 JDFみやぎ支援センターの認知度も広がっており、情報を共有し連携できる地域の関係団体も増えてきました。4月7日(木)には「被災障害者を支援するみやぎの会」との共催で情報交換会を行います。
訪問累計(4月6日現在)
障害者支援事業所 | 70ヵ所 | 避難所 | 34ヵ所 | 市町村 | 24ヵ所 | 物資提供 | 17ヵ所 |
その他、関係機関 | 17ヵ所 | 聞き取り | 8人 | 訪問支援 | 2件 | 支援員 | 延115人 |
●訪問調査活動日誌から…
【病気で通所していなかった利用者1人亡くなる…気仙沼市】
津波により船がホーム上を通過しました
【被災されても誰かのために・・・岩沼市 仙台市】
岩沼市の児童デイサービスでは、「ニーズがあれば市民の方からも子どもさんを預かります」とおっしゃっていました。同じ宮城の人間同士、自分たちも何かしなければと、被災したみなさんが奮い立っていました。仙台市の通所施設では弁当の製造・販売事業をしていましたが、注文のキャンセルが続き、事業所運営にも影響が出ているとのことでした。ライフラインが止まっている間は、備蓄されていた食材を使って、地域のみなさんに食事を提供していたそうです。(4月5日)
【自分の部屋で生活ができます!・・・石巻市】
避難所生活が困難になっている脊髄損傷の方の依頼を受けて、自宅のヘドロ除去作業、片付け、消毒を行い、地域生活を再開する準備、地域の支援者への引き継ぎを行いました。「自分の部屋で生活ができる」と、とても喜んでいただきました。(4月5日、6日)
<ウェルカム&ありがとう 来訪>
仙台市障害者福祉協会会長 阿部一彦さん、仙台市障害者福祉協会常務理事 渡邉純一さん、東京都発達障害支援協会理事長 柴田洋弥さん、国立長寿医療研究センター生活機能賦活研究部部長 大川弥生さん(4月5日)障がい者制度改革推進会議担当室室長 東俊裕さん 他2名、日本てんかん協会宮城県支部代表 萩原せつ子さん 他3名、障がい者自立生活支援センターフリーワールド代表 中島幸生さん(4月6日)
事務局は、今 大野眞知子さんご夫妻が訪問活動にご参加の応援!
(4月6日現在 これまでに関わった全国の支援員51人)
- 宮城県知的障害者施設親の会連合会副会長 大野眞知子さんは当センターのご近所にお住まいで、応援を名乗り出て下さり、ご主人の大野利雄さんとともに訪問調査活動に参加していただいています。地域の方ならではの貴重な情報をいただきながら活動を助けていただいています。
- 視覚障害者の方から、被災した際に壊れた食器などを集積場に運ぶ支援の依頼を受けました。地震で骨折をしてしまった精神障害の方からは家事援助の相談がありました。何かできることはないかと、市内の企業から協力の申し出がありました。毎日の電話件数は増えてきています。
- 全国から支援の申し込みが集まってきており、みなさんのスケジュール調整をしています。1日単位で構成メンバーが入れ替わるので、情報を整理しながら引き継ぎをして、1日ごとの組織づくりをしています。
今後到着時間など、調整させていただく場合があるかもしれません。よろしくお願いします。
● 訪問調査支援員からひと言 ●
■被災された方々、そしてその悲しみ、苦しみを抱えつつも現場でご尽力されている方々は疲弊しきっています。現状把握をきっちりして、微力ながら少しでもお力になれるように活動を深めたいと思います。
(白田(はくた)智さん・東京からの派遣)
<活動の記録>
4月4日(月)被災障害者を支援するみやぎの会との打ち合わせ
4月5日(火)気仙沼への訪問調査(1泊2日)
4月6日(水)脊損連連携の医師団、南三陸方面へ
支援は始まったばかりです。まだまだ、支援を必要とする人たちがたくさんいます。
全国各地から人と車両の応援を、ぜひお願いします!
写真1:津波により船がホーム上を通過しました
写真2:夜の定例会ミーティングの様子
右からJDF代表小川榮一さん、JDF政策委員会の森祐司さん、仙台市障害福祉協会の阿部一彦さん、
渡邉純一さん、手前にはDPI日本会議の崔栄繁さん、木下努さんがいらっしゃいました。(4月5日)
小川さん「みなさんの活動に感謝しています。」