被災地支援センター
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みやぎ支援センターニュース 「ゆい」No.9
日本障害フォーラム(JDF)東日本大震災被災障害者総合支援本部・みやぎ支援センター
2011年5月4日発行
仙台市太白区・萩の郷第二福寿苑内(5月1日より) 022-244-6965(TEL・FAX)
メール:jdf.miyagi@gmail.com
ホームページhttp://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/JDF_shienhonbu.html
みやぎ支援センターは、連休中も活動しています。地元地域への訪問活動を継続し、ニーズ調査へつなげる活動をおこなっています。これまでの活動の成果を引き継ぎ、積み重ねてきた人と人とのつながりが、次へつながっていくような支援を続けていきたいと考えています。
訪問累計(5月3日現在)
支援員 | 避難所 | 市町村 | 障害者支援事業所 | 関係機関 | 自宅・その他 | |
本日 | 43人 | 0ヶ所 | 2ヶ所 | 17ヶ所 | 1ヶ所 | 10ヶ所 |
累計 | 1,020人 | 509ヶ所 | 全市町村 | 293ヶ所 | 102ヶ所 | 183ヶ所 |
★「みやぎ支援センター」の引っ越しが完了しました。
「みやぎ支援センター」は、1ヶ月間「仙台ワークキャンパス」内の一部をお借りして活動をおこなってきましたが、5月1日より(社福)共生福祉会様のご厚意により、同法人の「萩の郷 第二福寿苑」に移り活動をおこなっています。今後は、下記へ連絡をお願いいたします。
【住所】宮城県仙台市太白区鈎取御堂平38 萩の郷 第二福寿苑内
【TEL】080-4373-6077
080-4373-6078
【TEL・FAX】022-244-6965
★「スタッフジャンバー」のご寄付をいただきました。
5月1日「滋賀セルプ協」様より「スタッフジャンバー」50着のご寄付をいただきました。これまで、私たちは「JDF みやぎ支援センター」の名札をつけ、活動をおこなってきました。スタッフジャンバーを着ることで、より分かりやすくなり、地元の方からも声をかけられる等、JDFをアピールできるとともに、あらためて気を引き締め、これからも被災地での活動に取り組んでいきます。この場を借りまして、お礼申し上げます。
写真1:スタッフジャンパーを着た支援スタッフ
事務局は、今 (5月3日現在 これまでに関わった全国の支援員1,020人)
○5月1日に全国セルプ協議会・鈴木副会長の表敬訪問を受けました。
○5月2日仙台市障害者福祉協会・阿部会長ほか1名の表敬訪問を受けました。北部支援センターには、全国セルプ協議会近藤会長ほか3名の表敬訪問を受けました。
○2名の篤志者の代理人の方より、ご寄付をいただきました。
写真2:表敬訪問の様子
●支援活動に参加した支援員から●
4月29日の夕方に仙台入りした私は、荷物などを宿舎に置き、仙台空港の周辺など、被災地の状況を視察に行きました。すると、そこにはがれきの山とあるはずのないところに漁船や自動車がころがっていました。もう少し進路を海岸線に進めると、ある程度撤去し終わったのか、まっ平らな土地が広がっていました。のち聞いた話では、そこは住宅などの建物がたくさんあったようです。この部分だけを見ても甚大な被害だったことは容易に推測できました。
このような光景を目の当たりにしている時、ふと足元に目をやると、チューリップが咲いていました。しかし根元どころか、花の真下まで"海の土"に覆われていました。間違いなく津波をかぶったはずです。それでもきちんと花を咲かせているのです。
私がここで何を言いたいのか…それは、大きな困難があったとしても、あきらめずにやっていけば、最後にはきれいな花が咲くということです。被災地の皆さん、そしてそれを支援するJDFはじめ諸関係者の皆さんには、笑顔になれるまで、そしてきれいな花を咲かすことができるまで、あきらめずにこの状況を乗り越えていってほしいと思っています。私も滋賀から応援します!!(青谷大地さん・滋賀からの派遣)
被災地の惨状としか表現のしようない光景を目の当たりにして、自然の脅威に怯えを感じました。自分一人にできることは限られていますが、伝えることで共感を呼び起こし、支援する力へつなげていかなければならないと強く感じています。わたしは山元町の障害者施設の再開を支援する活動に携わりました。再会を願い、活動する関係者の思いは熱く、ついつい導かれるように、もっと自分にできることはないか、あれもこれもできるのではないか、全国から集われた仲間と一緒に活動できたことは本当に貴重な経験となり、また長い闘いとなります。支援の輪が途切れることのないように頑張っていきましょう。(村瀬史貢さん・東京からの派遣)
今回の震災とボランティア活動を通して、私は2つの事を強く感じました。1つ目は、初めての体験で不安になり1歩を踏み出すことが大変でも、前に進まなくてはいけない状態の大変さ。2つ目は、家屋の片づけや炊き出しなど、報道されていることだけではなく、一般的には見えづらい専門的な部分への支援が必要であることです。JDFの活動が被災された方の1歩を踏み出す、きっかけになり、沢山の人が1日も早く笑える日を願っています。(手島信雄さん・東京からの派遣)
<活動の記録>
5月1日(日)名取市内で障害者団体の安否確認、ニーズ調査を開始
5月2日(月)北部支援センター:南三陸町の施設職員、行政、関係者との懇談を実施。訪問へ同行