音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

コンピューター・プレイセンターで遊びましょう-コンピューター・プレイセンタープロジェクトに関する図書

公的な遺産基金

 遺産基金の資金は機能障害を持つ児童、若者、成人達への支援となるような非営利の事業を促進する為に使われています。
 非営利事業を行う各協会やその他の団体は、遺産基金の助成金を申請できます。自治体などの公的事業を行う団体が、例外的に支援を許可されることもあります。例えば非営利団体と密接に協力しあう開発プロジェクト等です。しかしこの助成金は国家や自治体等が資金を出す事業には授与されません。
 遺産基金からの助成金は、まず新しく計画された発展途上の事業に授与されます。その目的は新しい事業を試す、新しい方式を発展させる、または既に設立されている事業に新たな方向性を与えることです。また授与にはある一定の条件を満たしていなければなりません。そのプロジェクトは模範として周囲に役立ち、刺激を与えなくてはなりません。そのためには書類を作成し、実績を公表しなければならないのです。またそのプロジェクトは助成期間が終了しても、なんらかの形で継続していかなくてはなりません。
 余りに大規模なプロジェクトや多額の投資を必要とするプロジェクトに対しては資金の一部のみが授与されますが、その条件は残りの資金が他の方法によって準備できることです。申請が認められた場合、助成金はプロジェクト1件に対して1年分ずつ、最高3年間授与されます。
 コンピューター・プレイセンターのような形態の試験的な事業には、公的な遺産基金から助成金が交付されます。このプロジェクトは3年間継続し、総計で1億 43万5千クローナが交付されました。この資金がなければあのように大規模なプロジェクトを立ち上げることはまず無理だったでしょう。コンピューター・プレイセンターの運営機関-ランスティングも、また立ち上げに関わった他の財団も相当な金額を寄付してくれました。