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国際セミナー「認知・知的障害者の社会参加と情報技術」

ディスレクシアに優しい学校を実現する
Acheiving dyslexia friendly schools

第2 版情報集より

あらゆる生徒の教育水準を上げようと努力するとき、ディスレクシアが特定の学習障害として、どのように読み書き能力と数量的思考能力の両方のスキルの学習を妨げ、全ての知的レベルの子供に影響を与えるのかを認識することは需要である。私の直接体験からわかっているが、ディスレクシアは子供が成長して克服できるものではなく、認識されないでいると、悲惨な状態、挫折、成績不振につながる可能性がある。

ディスレクシアの影響は、適切な教育戦略と一所懸命な学習態度により緩和できることを理解するのも同じくらい重要である。教師には、特別な教育的ニーズがある子供たちを明らかにする方法と、それが明らかになったら、その子供たちへの対応方法を知るための支援が必要である。国家識字戦略で奨励されている効果的な識字教育が、幅広い様々なニーズを抱える生徒のためになることがわかった。9 月から導入する、日々の基本的な数学の授業の土台となる新しい国家の「数学教育の枠組み」は、この成功に基づいて行っていく。我々は、ベースライン評価< 訳注: “baseline assessments” 4、5 歳の頃、入学時に受ける教育的ニーズの評価>の結果に基づいて迅速に対応し、適切な支援を適切な時に提供することができるようになるだろう。

我々の特別な教育的ニーズのための方針や、基準を引き上げようとする決意が、全てのディスレクシアの人々にとって、学習および幅広くやりがいのある仕事を得るための、より良い機会への扉を開く鍵となれるよう希望する。我々には、これからも理解を深めていき、効果的な支援方法を見つけるという共通の課題がある。従って、イギリス・ディスレクシア協会の「ディスレクシアに優しい学校の情報集」の作成を心から支援できることをうれしく思う。この情報集ができるだけ幅広く行き渡り、ディスレクシアの生徒を支援する立場にある方々全員の関心をとらえることを希望する。

デイヴィド・ブランケット(英国教育雇用大臣)

「ディスレクシアに優しい学校を実現する」の全文は(財)日本障害者リハビリテーション協会ウェブサイトの以下URL に掲載されています。

http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/dyslexia/adfs/index.html