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国連世界情報社会サミット報告会

講師プロフィール

●河村 宏 氏

国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所 障害福祉研究部長

国立身体障害者リハビリテーションセンター(NRCD)研究所、障害福祉研究部長。大学の理学部で地理学を学び、障害関係の活動及び障害問題について幅広い経験がある。国際図書館連盟(IFLA)の盲人図書館セクションの部長の経験があり、国際的なアクセシビリティーの標準規格であるDAISYの創始者かつ研究者でもあり、また国際協力機構(JICA)アジア太平洋障害開発センターの諮問委員会のメンバーと、障害分野の研修と就労、雇用に関する平等達成を目標とした世界的な研究・情報ネットワーク(GLADNET)のメンバーも務める。更に、ウェブ・アクセシビリティー・イニシアティブ/W3Cの運営委員でもある。そして、日本の障害者のニーズに合わせて著作権法を改正する際に主導的な役割を果たし、発展途上国におけるDAISYの実施を支援し、アクセシブルなICTの開発により、障害者のニーズに合わせて、災害の被害を軽減し、その準備と対応をすることに関する研究を行っている。ごく最近では、世界情報社会サミット(WSIS)の市民社会局で障害者グループの中心となって活動している。

●山根 耕平 氏

社会福祉法人 浦河べてるの家

1971年4月千葉県に生まれる。
1996年早稲田大学大学院理工学研究科卒業 機械工学専攻。
1996年4月三菱自動車工業株式会社に入社。
2001年11月浦河べてるの家に参加。
2002年2月突発的な宇宙人の幻聴を聴くが、べてるの家の仲間達にミーティングを開いてもらって助けてもらう。
2002年5月幻覚妄想大会でグランプリを獲得。
現在社会福祉法人浦河べてるの家OA事業部に所属し、日本各地で多数講演を行っている。

●須田 初枝 氏

社会福祉法人 けやきの郷理事長

社会福祉法人けやきの郷理事長、社団法人日本自閉症協会副会長。日本自閉症協会埼玉県支部顧問、全国心身障害児福祉財団理事、全国特殊教育推進連盟理事、全国社会福祉協議会・心身障害児者連絡協議会理事、埼玉県障害者プラン策定委員。文部科学省ADHD,高機能自閉症児のためのガイドライン策定委員。1968年、文部大臣賞受賞、2002年、厚生労働大臣賞受賞。
なお、現在44歳になる自閉症の子どもの親で、日本自閉症協会の前身である日本自閉症児者親の会の発起人の1人(1969年)で、以来、常務理事、副会長を歴任。けやきの郷設立発起人代表者であり、35年にわたって、自閉症の人たち、また、その家族のための活動を行っている。

●阿部 叔子

社会福祉法人 けやきの郷常務理事

現在、社会福祉法人けやきの郷常務理事、社団法人日本自閉症協会運営委員、また、出版部副部長として、機関紙、指導誌、その他、「自閉症ガイドブック」等の出版物の出版に携わる。
1954年から1971年まで、東京放送に勤務。ディレクターとして、ラジオ番組の制作を行っていたが、障害の息子(現在41歳)の療育のため退職。以來、現在に至るまで、日本自閉症協会(当時・自閉症児者親の会)で、主として広報の仕事に参加。30数年にわたり、自閉症の人たち、その家族の人たちのための活動を行っている。また、東京都武蔵野市の武蔵野東小学校(自閉症児と健常児の混合教育を進める私立小学校)設立運動に関る。けやきの郷の設立に際しては発起人会の世話人。現在に至るまで、常務理事として活動。著書に、自閉症の子どもが事件解決に活躍する児童書「なぞの鳥屋敷」(金の星社。日本児童文芸家協会新人賞)ほか。また、わが子とのカナダ旅行を中心に書いた「合言葉はノープロブレム」(岩波書店)は、日本エッセイクラブ賞にノミネートされた。