平成17年度
地域におけるインターネット・パソコンを利用した
障害者情報支援に関する調査研究事業報告書
パソコンボランティアプラザ登別
正式名称:パソコンボランティアプラザ登別
メールアドレス:pvp01@eno-d.com
ウェブサイト:http://www.eno-d.com/pvp/
団体の概要
障害のある方々のパソコン導入や活用のサポートを行うことを目的としているボランティアグループ。
活動内容
完全予約制でマンツーマン指導。利用料金は無料。開催日時は毎月第2,4土曜日13:30~15:30。
訪問サポート
登別市と室蘭市及び近郊に限り、原則的に2名で訪問し、2時間行う。交通費として2000円を受講者からいただく。障害者と健常者のつなぎ役として活躍している。インターネット接続設定のサポートや、IT講習会の講師派遣も行う。
サポーターとユーザー
サポーターは約24名。主婦、会社員など年齢や職業は幅広い。ユーザーは19名で、そのうち全盲12名、聴覚障害者1名、肢体不自由者が6名。聴覚障害者には、手話ができるサポーターが対応する。ショートカットキーが使えるサポーターが少ないのが悩み。
特色
メーリングリストや交流レクリエーションを交流レクリエーションでは、ヨガ、スキー、登山などを企画し、ボランティアと障害のある人との交流の場として、パソコンだけでなく様々な面でサポートしている。
困っていること
a.視覚障害者向け音声ソフトのサポートができるサポーターが不足している。
b.パソコンが不足しているため、受講者が自分のパソコンを持参しなければならない。
c.障害者の就労目的でのパソコンサポートの依頼があるが、サポーターがそれぞれ忙し
く、スキル向上のための時間が取れない。
d.北海道は広いので移動に時間がかかり、思うようなサポートができない場合も多い。
今後の展望
障害者と健常者、障害者同士がお互いに理解し合えることが必要なので、パソコンを通して行えればと思っている。もっと多くの障害者がパソコンライフを楽しめるようにサポートしたい。今年からパソコン要約筆記も導入して現在勉強会を開催中である。