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第3回アジア太平洋CBR会議

SANCHAR CBID実践に関するプレゼンテーション

SANCHARは1988年以降、インドの西ベンガルの村々にて、社会経済的に疎外された障害のある人々やその家族、地域ステークホルダーと共に活動してきた。その活動はCBRアプローチを通して、主流化する社会の中で、平等な権利や尊厳を包括した障害のある人々のインクルージョンの実現のために実施された。

そうした中、SANCHARはインドの地方において、健康・教育・生活・社会・エンパワメント分野で地域に根ざしたインクルーシブな開発のために CBRモデルを発展させた。このモデルは同様に障害の人々が、国や地域のサービス受給者から積極的な貢献者に変化することの一助となった。

インドには、性別、カースト、宗教、年齢、能力等に関連した社会経済的に疎外された多くのグループが存在する。障害についてはどのグループの中でも一般的であり、障害のある人々は最も疎外されている。SANCHARは最も疎外されている人々が社会的な力を持つようになれば、地域全体がエンパワメントされると信じている。

SANCHARの地域に根ざした障害インクルーシブプログラムは、地域開発を目指して活動するために、障害のある人々、その家族、他地域のステークホルダーや地方自治体の能力強化を行っている。支援を考慮すれば、彼らは自分達の状況を理解、精査するには適任で、生活に変化を及ぼすことができる。このプロセスはインフラや偏見などのバリアを減らし、障害のある人々の平等な権利や尊厳を含めたインクルージョン、完全な社会参加を促進する。

この平等な権利を含めたインクルーシブ開発のプロセスの持続性を確実なものにするために、SANCHARは障害のある人々やその家族を組織化し、権利を主張できるように支援する。このプロセスを通して、多くの障害のある若者は権利を得ると同時に、他者の権利獲得の支援をすることができる。

SANCHARがCBRアプローチを通じて、障害のある人々やその家族を支援している地域では、主流化し開発に関するアジェンダの中で、障害についての問題を包括するよう促されている。

SANCHARの活動はここで終わらない。更に大きな地域; 例えば地域開発組織、権利に根ざした運動やフォーラム、他の発展に関するセクターと共に継続していく。

15年間の活動を通して、SANCHARのCBRモデルと経験は、多くのインドや近隣諸国の障害発展の組織や援助組織と共に共有されてきた。SANCHARは継続的に多くの組織で技術支援や能力強化を図っている。その目的は全ての人々の平等な権利を含む障害インクルーシブ開発を達成することで、そのためにCBRプログラムを地域で新たにスタート、もしくは継続するための支援をしている。

SANCHARはインドで障害に関する運動を積極的に行っているメンバーの1つである。彼らは障害を持った子供たちや女性たちの権利や問題にも関与し、それらを政府や非政府組織の開発アジェンダや政策に組み込もうともしている。

SANCHARの地域をエンパワメトする活動は、疎外された人々のインクルージョンが現実のものとなるまでは終わらない。