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第二次須坂市障害者等長期行動計画

-ふれあいのあるまちづくりをめざして-

須坂市

第8節 文化、スポーツ、レクリエーション


 生活の中で、「ゆとり」が追求され、生活の質が問われています。
 とりわけ障害者にとっては生活の質の向上は大きな課題です。
 障害者の生活の質の向上と「ゆとり」や「いきがい」のある生活を実現するため、この部門では次のような事項を重点目標にします。


1 情報利用の促進

《現状と課題》
 情報社会の進展は、生活のあらゆる分野に大きな影響を及ぼしていますが、視覚障害者や聴覚障害者は通常の情報媒体、情報手段による情報利用ができにくく、制約を受けることが少なくありません。
 このため市では、点字広報、テープ広報を発行するとともに、点字図書購入に対する補助制度等を行い、情報提供に努めています。このほか、「手話通訳派遣事業」も実施しています。
 これらの制度の充実、強化を図り、情報利用を促進する必要があります。

《施策の方向》
(1)情報媒体、情報手段の充実
 ○ 点字広報、テープ広報の利用の拡大、内容の充実を図るとともに、点字図書購入補助制度の普及を促進します。

(2)コミュニケーションの確保促進
 ○ 点訳・朗読のサービス、手話通訳の派遣が気軽に受けられるよう、制度を充実します。


2 文化活動への参加促進

《現状と課題》
 ゆとりのある生活を実現していく上で、文化活動への参加を促進することも重要な課題です。
 「障害者福祉展」への参加や、障害者関係団体による文化活動も活発になっています。また、市内の施設の文化祭や、入所者と地域の人々との交流も盛んになってきています。
 障害者が、いきいきと毎月を過ごすために、これらの文化的な諸行事への参加促進をはじめ、障害者自身による文化活動に対する支援についての取り組みが必要です。

《施策の方向》
(1)文化活動への参加促進
 ○ 点字広報、テープ広報等により、各種催しの周知に努めます。
 ○ 各種催しについて、主催者の理解と協力を得て、手話通訳の派遣をします。

(2)文化活動の支援
 ○ 障害者の作品を展示する「障害者福祉展」等に積極的な参加の呼びかけと支援をします。
 ○ 通所して創作的活動等を行う「デイサービス事業」の充実に努めます。
 ○ 障害者自身や関係団体が行う文化活動の支援に努めます。


3 スポーツの振興

《現状と課題》
 心身障害者の自立意欲の助長、機能訓練、社会参加の促進等にスポーツの果たす役割は大きいものがありますが、障害者のスポーツ人口は伸び悩んでいます。現在、身体障害者スポーツ大会やゆうあいピック等への選手の派遣を行っていますが、障害者にあったスポーツの指導を行うスポーツ指導員を確保し、さらに広くスポーツの振興を図ることが必要です。
 1998年のオリンピック冬季競技大会の開催に合わせ、パラリンピック冬季競技大会の開催に向けた取り組みも必要です。

《施策の方向》
(1)スポーツの振輿
 ○ 各種の身体障害者スポーツ大会、ゆうあいピックに、積極的な参加の呼びかけと支援をします。
 ○ スポーツ指導員の増員に努めます。

(2)パラリンピック冬季競技犬会開催への取り組み
 ○ 1998年のパラリンピック冬季競技大会の成功に向け、関係市町村、関係団体に協力します。


4 レクリエーションの振興

《現状と課題》
 うるおいとゆとりのある生活を送るためには、レクリエーションが大切な役割を果たしています。障害者が自由に楽しく参加できるレクリエーションの場を整備していく必要があります。

《施策の方向》
(1)レクリエーションの充実
 ○ 障害者に、外出の機会を設け交流の輪を広げ生きがいを高めるための「希望の旅事業」を継続実施します。
 ○ 旅を通じて、みんなが安心して暮らせる街づくりを目指すひまわり号への支援をします。
 ○ 共同作業所通所者及び保護者の交流と心身のリフレッシュを図る「すこやかライフ事業」への支援をします。


長野地区心身障害者スポーツ大会