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国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)

2005年2月20日第3回WSIS準備委員会会合報告

野村美佐子
(財)日本障害者リハビリテーション協会

項目 内容
発表年月 2004年2月20日

2005年2月17日から第2回準備委員会会合(PrepCom2)がジュネーブの国際連合ヨーロッパ本部(Palais des Nations)で始まった。WSISチュニスフェーズが2005年11月16日から18日に開催されるがそのサミットの準備に焦点が当てられ、2003年の12月、ジュネーブで開催された第一フェーズのサミットで175カ国によって合意を見たWSISの行動計画の推進についても評価を行う予定である。

開会式の写真

 会合開会式が17日の10時に始まり、ラトビアの大使であるJanis Karklins 氏がチュニスフェーズの準備委員会の委員長として会議の議長を務める。

 準備委員会はチューニジアのHammametで開催され、最初の会議で「チュニスフェーズの準備委員会委員長の私設諮問委員会(Group of Friends of the Chair)は、WSISの運営事務局の支援と地域のグループと相談により、関連のテーマ別会議、あるいは地域会議及びその他のWSIS関連の会議の成果を適宜考慮して第2回準備委員会会合の審議(negotiation )のベースとなる文書を用意する。」という決定があった。この決定に従って、2004年の10月に委員長の私設諮問委員会が設立され、上記の文書を作成するために数回の会議が行われ、その中にはすべての関係者にオープンな会議も含まれたが、その結果、委員長から報告書として「report on the Work of the Group of Friends of chair」が提出された。

 この報告書は、政治的な部分(Political Chapeau)と運営的な部分(Operational part)の2つに分かれている。今後、会議の中で付属書類の最終的なテキストについて審議を行っていく。
 また17日の午後、UNDP(国連開発計画)の代表である西村氏が財務的なメカニズム(Financial Mechanism)のタスクフォースとしての報告をした。この報告書については以下のURLで見ることができる。

http://www.itu.int/wsis/documents/doc_multi.asp?lang=en&id=1418|0

インターネット管理の作業グループの様子

 インターネット管理(Internet Governance)の作業グループの報告は2月24日に報告の予定である。これに先立って作業グループは2月14日から18日にかけて会合を行っており、14日と15日はすべての人に開かれた会合であり、広く参加者の意見を聞いた。(Open Consultation )