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国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)

国連プレスリリース:世界情報技術開発同盟発足へ

国連

項目 内容
発表年月 2006年4月17日

DEV/2572
PI/1707

世界情報技術開発同盟発足へ

4月17日、ニューヨーク発(経済社会局)----- コフィー・アナン国連事務総長は、世界情報通信技術(ICT)開発同盟の発足を承認した。

2005年の世界情報社会サミット(WSIS)で強調されたように、ミレニアム開発目標をはじめとする国際的に合意された開発目標が、定められた期限内に達成されるためには、ICTを効果的に開発活動に採り入れる必要がある。

世界ICT開発同盟の使命は、開発におけるICTの役割に関する、開かれた、包括的な、マルチステークホルダーによる政策対話を進める基盤を提供することによって、このような統合を促進し、奨励することである。これにより、世界情報社会サミットの成果を、より広範な国連開発計画と結びつけることに貢献できると期待される。

同同盟は、特に健康、教育、性差別、青年、障害者及び社会的に不利な立場にある人々に焦点を当てつつ、経済開発及び貧困の撲滅、貧困削減に寄与する経済成長のシナリオに見られる雇用と起業において、ICTが果たす役割に関連した中核課題に取り組むため、テーマ別にイベントを企画する。そして提案された具体的なテーマに沿って、共通の関心を持つ参加者が集まり、議論を進める。

既存のイニシアチブ及び組織を利用し、その中で協働作業を進めるため、同同盟は最新のウェブベースによる共同技術を広く活用し、対面会議の必要性を最小限に抑える。世界同盟は、政府、企業、市民社会及び国際機関を含むすべての関係者が自由に参加できる、分散型ネットワークとして主に機能する。更に同同盟は、特に発展途上国、マスメディア、学界、青年団体及び女性団体などの非政府機関関係者をはじめ、現在政策及び連携に関する協議に十分参加していない関係者に積極的に働きかけることにより、従来の枠を越えて、参加者の輪を大きく広げていくことを目的とする。

同同盟は、6月19日にクアラルンプールにおいて最初の会合を持つ。

更に詳しい情報は、Enrica Murmura、電話番号:(212)963-5913、eメール:murmura@un.org、Tim Wall、電話番号(212)963-5851、eメール:wallt@un.org、またはEdoardo Bellando、電話番号(212)963-8275、eメール:bellando@un.orgまで。