国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)
障害者コーカス代表のプレゼンテーション:
河村宏氏(ディスアビリティ・フォーカル・ポイント・国立身体障害者リハビリテーションセンター)の発言の概要
ユニバーサルデザインのコンセプトと支援機器に基づいた手の届くICT開発
河村宏
国立身体障害者リハビリテーションセンター
hkawa@rehab.go.jp
障害者コーカス
- ディスアビリティ・コーカスはWSISのプロセスにおいて障害者の問題に関心のあるすべての人に開かれている
- メーリングリスト:pwd@wsis-cs.org
- 準備委員会
- サミットのイベント:グローバルフォーラム「情報社会における障害者」第1回、第2回
- 障害者の要望を満たす手の届く持続可能なICTの開発を求めて
- 行動計画の推進と実施
WSISで期待する結果とは、
- 支援機器とユニバーサルデザインに基づく障害者にとって平等なデジタル環境の提供
- 支援機器
- ユニバーサルデザイン
- 人間中心のインクルーシブな民主的ユビキタス社会の実現のため障害者の平等な参加
ゴールを実現するために、
プロセスにおける障害者の参加
- アクセシブルなコミュニケーション手段を用いた世界的なネットワークの利用
メーリングリスト pwd@wsis-cs.org - WSISの意義を認識すること
- 団体間のネットワークの構築
- 国際障害者連盟
- DAISYコンソーシアム
- W3Cウェブ・アクセシビリティ・イニシアチブ
- 国際図書館連盟
チュニジアでの障害者グローバルフォーラムについて
- セッションのテーマ
- 好事例の紹介
- 障害者にとっての災害対策
- 障害者グローバルパネル
- 宣言
- 完全参加を実現するためのサポート
- エキジビション
- DAISYフォーマットでのドキュメントの配布
ICTデザインの問題
例えば家のデザインはどのように行いますか?
- 家族全員の参加は不可欠
- 知識の共有
- コミュニケーション
- それぞれの年齢に応じた対応;子ども、高齢者
- 性差の問題
- 障害
- 病気
新しい家は新たなバリアを作るのではなく、家族全員のためのアクセスを提供しなくてはならない。
すなわち、ICTデザインはテクノロジーソリューションを提供し、新たなバリアを作ってはならない。それがガイドラインである。
結論
- リソースとして障害者の積極的な参加
- 支援情報通信技術とユニバーサルデザインの開発が重要
- 手に届くということと持続可能性が重要
- オープンで、独占的でなく、共同利用できるスタンダード開発の必要性
オリジナルのプレゼンテーション:http://www.wsis-japan.jp/doc_pdf/s4-6kawamura.pdf