国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)
障害者の津波への備えに関する国際会議
(International Conference on Tsunami Preparedness of Persons with Disabilities
11 -12 January 2007, Phuket, Thailand)
概要
日程:2007年1月11日、12日
場所:ロイヤル・プーケット・シティー・ホテル(タイ国プーケット県)
目的:
WSIS行動計画の実践としての「障害者の津波への備え」に関する国際的ネットワークの構築と、以下の情報を共有すること
- 障害者個々の津波への備えについて、津波と地形の関連性の理解、アクセシブルな警報手段、避難経路の計画または確認などの各要素から考察するという提言
- 障害者のニーズを満たした津波への備えを推進する好事例
- 現在進行中の災害予防および災害緩和に関する国内外の主導的な事例
- WSIS行動計画の実践としての障害者の災害への備えに関するデジタル・ディバイド解消の主導的な事例
言語:英語
主催:
- DAISYコンソーシアム
- アジア太平洋障害センター(APCD)
- タイ障害者協議会(CDPT)
- タイ国立災害警報センター(NDWC)
- タイ国立電子コンピュータ技術センター(NECTEC)
- タイ盲人協会(TAB)
- DAISY For All Project タイ(DFA Thailand)
- アジア災害軽減センター(ADPC)
- タイ自閉症職業センター(TAVC)
日程表
2007年1月11日(木)
開会式
- 10:00-10:05
- 歓迎の辞 Tri Akaradecha(プーケット県副知事)
- 10:05-10:10
- 祝賀の辞 エリザベス・タンク(DAISYコンソーシアム代表)
- 10:10-10:15
- 報告 Wantanee Phantachat(国際会議事務局長)
- 開会の辞 Chanyut Kosirinond(タイ社会開発・人間安全保障省副大臣)
- 10:15-10:20
- 記念品贈呈 エリザベス・タンク(DAISYコンソーシアム代表)
- 10:25-10:30
- 集合写真
セッション1:基調講演(進行:モンティエン・ブンタン)
- 10:45-11:05
- WSISと障害者と災害弱者の津波避難訓練:地球規模で考えて、地域で活動する
河村宏(国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所)
-報告資料1-1(英語)(パワーポイント) - 11:05-11:25
- タンペレ条約(Tampere Convention)と災害時のコミュニケーションに関する国際電気通信連合(ITU)の構想
Wisit Agipayakoon(ITU電気通信開発専門職)
-報告資料1-2(英語)(パワーポイント) - 11:25-11:45
- 自閉症スペクトラムの人の生活と権利:成功のための計画立案についての考察
スティーブン・ショア
-報告資料1-3(英語)(パワーポイント) - 11:45-12:05
- SMIL3.0:より開かれたアクセシブルなマルチメディアへ
ディック・バルターマン(W3C SYMMワーキンググループ議長、オランダ国立情報工学・数学研究所(CWI)主任研究者)
-報告資料1-4(英語)(パワーポイント)
セッション2:障害の観点(進行:Kanittha Kamolwat)
- 13:10-13:25
- バングラディシュにおける災害と障害の現状
ヴァシコル・バッタキャリア(Young Power in Social Action役員)
-報告資料2-1(英語) - 13:25-13:40
- 障害者の個人特性に応じた情報提示システム(SMMAPS:Scenario-based Multimedia Manual Authoring and Presentation System)とプーケット津波避難マニュアルへの応用
島田英昭(産業技術総合研究所)
-報告資料2-2(英語)(パワーポイント)
セッション3:技術開発(進行:Thaweesak Koanantakool)
- 13:40-14:40
- 浦河:オープンソースマルチメディア
ジョージ・カーシャー,ディペンドラ・マノシャ, ダニエル・ウェック, ジュリアン・キャン,マリッサ・デマリオ(DAISYコンソーシアム 浦河プロジェクト) - 14:40-14:55
- GPSを基本とした視覚障害者歩行ナビゲーションシステム/ヴァーチャル歩行機能の実演
石川准(静岡県立大学)
-報告資料3-2(英語)(パワーポイント) - 14:55-15:10
- タイの早期津波警報システム(TARNS)
S.H.M. Fakhruddin(米国国際開発庁(USAID)インド洋津波警報システム(IOTWS)プログラム技術専門職)
-報告資料3-3(英語)(パワーポイント)
セッション4:災害への備え、構想、経験の共有
(進行:LT. Col. Topong Kulkanchit)
- 15:40-15:55
- 移動緊急時教育コミュニケーションシステム(EECV)を用いた防災
Thaweesak Koanantakool(タイ科学省科学技術開発機関(NSTDA)電子コンピュータ技術センター (NECTEC))
-報告資料(英語)4-1(パワーポイント) - 15:55-16:10
- 防災計画と対策における弱者グループの特別なニーズに応えて
Aloysius Rego(アジア災害軽減センター(ADPC)災害管理システム部長)
-報告資料(英語)4-2(パワーポイント) - 16:10-16:25
- 自然災害の緩和に関する鉱物資源局の活動
Wisut Chotikasathien(タイ鉱物資源局地理学者) - 16:25-16:40
- アジア津波に直面した経験:モーガン族のインタビューから
Torpong Selanon(タイ盲人協会)
2007年1月12日(金)
パトンビーチ(Patong Beach)災害対策研究ツアー
セッション5:パネルディスカッション(進行:河村宏)
- 13:30-15:00
-
防災に対する実用的なアプローチについてのパネルディスカッション
- Suthin Uthaithamrong(プーケット市副市長)からの報告:
- プーケット市は津波とどう闘ってきたか
- Sujata Satapathy(インド家庭問題省災害管理協会)からの報告
- -報告資料(英語)5-2(パワーポイント)
- 日本からの報告:浦河防災マニュアルのマルチメディアのプレゼンテーション
- -報告資料(英語)5-3(パワーポイント)
プーケット宣言の起草と採択
- 15:30-16:30
- プーケット宣言の採択
起草:モンティエン・ブンタン、河村宏
議長:ジョージ・カーシャー
閉会
閉会の辞 エリザベス・タンク