国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)
WSISフェーズ1の成果:原則宣言と行動計画の中の障害者に関する文言
原則宣言草案
- 13.
- 情報社会の構築においては、我々は特に、移民、国内避難民、国外難民、失業者、貧困者、少数民族、遊牧民など社会から取り残された弱者の特別なニーズに配慮しなければならない。我々はまた、高齢者や障害者の特別なニーズも認識しなければならない。
- 30.
- 障害者、恵まれない人々及び社会的弱者の特別なニーズを考慮し、あらゆる教育段階、研修及び人材開発におけるICTの利用が促進されなければならない。
行動計画
- 9.e
- 国家e戦略の状況の中で、高齢者、障害者、子ども、特に、社会の進歩から取り残された子ども、その他の恵まれない弱い立場の人々の特別な要求に対処する。適切な教育的な行政および法的措置によって、これらの人々が確実に情報社会に完全に包含されるようにすることも含む。
- 9.f
- 高齢者、障害者、子ども、特に、社会の進歩から取り残された子ども、その他の恵まれない弱い立場の人々を含む誰もが簡単に手ごろな値段で利用できるようICT設備およびサービスの設計および生産を奨励し、彼らの必要に合った、ユニバーサルデザイン原則に沿った、補助的技術でさらに高められた技術、アプリケーション、コンテンツの開発を促進する。
- 12.e
- 電子認証を含む、電子文書および電子処理の効果的利用に対する障害の克服を目的として、国内法を国内で評価するよう奨励する。
- 19.c
- 特に開発途上国、LDCおよび小さい国では、国民が自分の社会に住みながら他の場所で働けるようにするため、また、女性の雇用機会および障害者の雇用機会を増やすために在宅勤務を推進する。在宅勤務を推進する上で、雇用の創出および熟練労働者の維持を強化する戦略に特別の注意を払わなければならない。
- 23.i
- 特に、開発途上国および経済が移行期にある諸国の非識字者、障害者、恵まれない人々や弱い立場の人々を含む様々なグループに関連したコンテンツに加えて、地元の言語のソフトを作成および配布する地元の能力を育成する。