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国連世界情報社会サミット(World Summit on the Information Society : WSIS)

情報社会における障害者のチュニス宣言(仮訳)

項目 内容
発表年月 2005年11月18日

WSISの第1フェーズにおける第1回障害者のグローバル・フォーラムの歴史的な成功を回想し、WSIS基本宣言と行動計画とともにインクルーシブな情報社会におけるジュネーブ宣言の精神に励まされて、

しかしながら、通常、“インクルーシブ”の概念がしばしば障害の観点を除外し、障害者が排除され、社会的に無視され、忘れられ、置き去りにされるという事実を鑑みて、大きな懸念を持って、紙に書かれた言葉を実際に実施していくことの困難に留意し、

真にインクルーシブな情報社会に向けて活動をするために障害当事者、我々を代表する組織、友達、世界のすべてのセクターの共感する支持者における一致団結した最大のパワーに強く期待と自信を持ち、

それゆえに、我々はチュニジア共和国、チュニス市で2005年、11月18日にWSIS第2フェーズに開催された情報社会における障害者のグローバル・フォーラムの参加者は

  1. 政府、民間セクター、市民社会および国際機関がすべてのWSIS公式文書を実施、評価、モニターすることを要請し、
  2. 障害者と我々のニーズが、ユニバーサルデザインと支援機器の利用に考慮しながら、障害者のアクセシビリティを保障するために、情報とコミュニケーションサービスを含む情報と情報通信技術(ICT)を割り当てる戦略にデザイン、開発、配布、配備するあらゆる面を含めることを強く要請し、
  3. インクルーシブな情報社会を勝ち取ることを目的とした国際、地域、および国内の開発プログラム、および資金調達または支援は、メインストリーム化と障害に特化したアプ ローチを通して障害者を含めたプログラムになることを強く要求して、
  4. 障害者の権利に関する国際条約は、障害者の情報と通信のアクセシビリティに 関して強力な要素を含んでいるので、すべての政府に対して、この条約の交渉、 採択、批准および実施のプロセスの支援、特に国内法の施行を通して支援するこ とを要請する。