「行田市虐待防止PCM ワークショップ」実施予定
2008/9/5, 10/14, 11/28, 12/22
題目:「トータルサポート推進事業:相談支援の機能強化」
講師: 梅本勝博 北陸先端科学技術大学院大学教授
ファシリテータ-:大迫正弘、久野叔彦、高橋佳子 NPO 法人PCM Tokyo
日程: 2008 年 9 月 5 日(金)13:30~16:30(3 時間)
10 月14 日(火)13:30~16:30(3 時間)
11 月28 日(金)13:30~16:30(3 時間)
12 月22 日(月)13:30~16:30(3 時間)
日程表:
内容 | 担当者 | 日程 | 時間 (3時間) |
|
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1 日 目 9 月 5 日 (金) |
1. ワークショップ開催趣旨説明 | 野村 | 13:30 - 13:40 | 10 分 |
2. 挨拶 | 梅本 | 13:40 - 13:50 | 10 分 | |
3. 参加者自己紹介 (ワークショップへの期待のレベル合わせ) |
大迫 | 13:50 - 14:05 | 15 分 | |
4. ワークショップ日程説明 (PCM の概要説明を含む) |
〃 | 14:05 - 14:15 | 10 分 | |
5. 関係者分析 | ||||
5-1. 関係者のリストアップ | 〃 | 14:15 - 14:30 | 15 分 | |
休憩 | 14:30 - 14:40 | 10 分 | ||
5-2. 組織関係図の作成 | 〃 | 14:40 - 15:30 | 50 分 | |
5-3. 問題のリストアップ | 〃 | 15:30 - 16:20 | 50 分 | |
6. 振り返り | 〃 | 16:20 - 16:25 | 5 分 | |
7. 総括 | 梅本 | 16:25 - 16:30 | 5 分 | |
2 日 目 10 月 14 日 (火) |
1. 挨拶 | 野村 | 13:30 - 13:35 | 5 分 |
2. 前回の振り返り | 久野 | 13:35 - 13:50 | 15 分 | |
3. 問題分析1 | ||||
3-1. 中心問題の確認 | 〃 | 13:50 - 14:00 | 10 分 | |
3-2. 直接原因の分析 | 〃 | 14:00 - 14:40 | 40 分 | |
休憩 | 14:40 - 14:50 | 10 分 | ||
3-3. 問題系図の作成 | 〃 | 14:50 - 15:50 | 60 分 | |
3-4. 問題系図の発表・確認 | 〃 | 15:50 - 16:20 | 30 分 | |
4. 振り返り | 〃 | 16:20 - 16:25 | 5 分 | |
5. 総括 | 梅本 | 16:25 - 16:30 | 5 分 | |
3 日 目 11 月 28 日 (金) |
1. 挨拶 | 野村 | 13:30 - 13:35 | 5 分 |
2. 前回の振り返り | 大迫 | 13:35 - 13:50 | 15 分 | |
3. 問題分析2(見守り継続について) | ||||
3-1. 問題の洗い出しとグループ分け | 〃 | 13:50 - 14:00 | 10 分 | |
3-2. 中心問題と直接原因の確認 | 〃 | 14:00 - 14:30 | 30 分 | |
休憩 | 14:30 - 14:40 | 10 分 | ||
3-3. 問題系図の作成 | 〃 | 14:40 - 15:40 | 60 分 | |
3-4. 問題系図の発表・確認 | 〃 | 15:40 - 16:20 | 40 分 | |
4. 振り返り | 〃 | 16:20 - 16:25 | 5 分 | |
5. 総括 | 梅本 | 16:25 - 16:30 | 5 分 | |
4 日 目 12 月 22 日 (月) |
1. 挨拶 | 野村 | 13:30 - 13:35 | 5 分 |
2. 前回の振り返り | 大迫 | 13:35 - 13:50 | 15 分 | |
3. 目的分析 | ||||
3.1 中心目的の確認 | 〃 | 13:50 - 14:00 | 10 分 | |
3.2 直接手段の分析 | 〃 | 14:00 - 14:30 | 30 分 | |
休憩 | 14:30 - 14:40 | 10 分 | ||
3.3 目的系図の作成 | 〃 | 14:40 - 15:40 | 60 分 | |
3.3 目的系図の発表・確認 | 〃 | 15:40 - 16:20 | 40 分 | |
4. 振り返り | 〃 | 16:20 - 16:25 | 5 分 | |
5. 総括 | 梅本 | 5 分 | ||
6. 挨拶 | 野村 | 5 分 |
1) 活動内容が具体的で分かり易く、3時間が短く感じられました。
2) 名札がとれやすいので、次回は簡単なものでよいですから、準備していただけたらと思います。
3) 色々な関係機関の方が参加されたが、自分の抱えている問題の解決方法には、関係ないことばかりなので、期待はずれだった。民生児童委員さん等の経験など。
4) 役所の組織ひとつずつは分かっていたが、あまりにも複雑に絡みあっており、問題解決に時間がかかることが分かってきた。(良い勉強ができました)
5) 役所の職員の方の為のワークショップ?と思えてしまった。外部の者にも分かり易く話してほしい。
6) 市役所の人達もすぐに配置移動になってしまうので、こういった会議も無駄だと感じたことが度々ある。
7) 参加者どうしのコミュニケーションが欲しい。
8) 前準備(カード等)ができなかったか。行田市は虐待防止ネットワーク等すぐにあるので。(一番の反省は、自分の参加意識の問題でした。)
9) 多くの意見が出ているが、問題点は同じだと思った。少しでもよくなったら、良いと思う。
10) 関係者の多さにびっくりした。
11) 虐待と受け止めその対応にゆくまでのシステムの難しさ(複雑さ)を感じました。役所の方々のご苦労を知る事ができました。
12) 次回(問題意識)日頃思っていることについて、他の人との違いが分かるかと思う。
13) ワークショップという形の話し合いの、分かりやすさを体験する事ができました。
14) いいものが生まれそうで、ワクワクした。
15) 大勢で話すと見えなかったことが見えてくる。
16) 印象:講話というより作業中心で気軽に参加することができたです。
17) 他の課の対応の流れが少しだが、理解できた。次回は、実際通報を受けた事例も知りたい。
18) 改めて関係機関の多さに驚きましたが、全体像を確認できて良かったです。
19) 虐待の判定が市役所内部でも難しいことがあることがわかった。
20) 市の虐待対応システムが整理できた。問題点が明確になった。
21) 関係する機関、部所は非常に多いと感じた。良いシステムの構築とともに、解決に有効なものでなければならないと思った。
22) 書き出していくと問題点がよくわかり、関係機関も思いの他多いことなど、とても参考になりました。このやり方をどこかで何かで取り入れてやってみたいです。
23) 自分の担当以外の動きがわかった。
アンケート結果
質問 | 回答 | 回答の理由 |
---|---|---|
Q1 今回のワークショップで私は、 | ・参加者と共通の認識をもてもらいたかったから ・様々な現場からの意見が聞けた ・今回は内容が絞られていたので参加しやすかった ・他者の意見を聞くことの方が多かった ・他の方の発言が多く気おくれしてしまった、身近で虐待を受け止めるようなことがなかったからと思う ・現状として虐待の事例が少ないので |
|
1.積極的に議論に参加した | 11 名 | |
2.議論に参加しなかった | 3 名 | |
Q2 今回のワークショップで私は、 | ・講師がうまく意見をすくいあげまとめてくれた ・整理された意見が出たと思う ・自分の考えの幅が狭かったから ・皆さんの意見を聞く事で勉強になった ・少しずつ今回のワークショップが分かってきたところなので ・他の人の話も興味を持って聞いたので ・知識、経験不足のため |
|
1.論理的な話し合いができた | 8 名 | |
2.できなかった | 3 名 | |
3.どちらともいえない | 3 名 | |
Q3 今回のワークショップで私は、 | ||
1.いろいろな観点から十分に話し合えた | 2 名 | ・考えれば考える程、内容が広くて時間が足りなかった ・途中で今後のワークショップで ・まだまだいろいろな視点でとらえていく必要があると感じている ・細かい内容がでるかと思ったが、こんなものかなと思った ・自分で思っていること以外の意見はだせなかった ・意見をだすことができない |
2.多くの議論をしたが、未だ十分でなかった | 8 名 | |
3.どちらともいえない | 4 名 | |
Q4 今回の内容に私は、 | ・自分が担当していない分野のことも知ることができた参加型であり、理解もしやすく気づかされる事が多かった ・問題、原因が論理的に見え始めてきた ・虐待の判定は難しい ・ひとつの議題に対して関わる様々な方の生の声を聞くことができた ・自分の頭の中で整理できなかった |
|
1. 非常に満足した | 1 名 | |
2. 満足した | 10 名 | |
3. あまり満足しなかった | 3 名 | |
4. 全然満足しなかった | 0 名 | |
5. どちらともいえない | 0 名 |
その他、本ワークショップに関する質問・意見など
・ 1 回目ではどんな流れになるのか想像できなかったが、今回少しだけ先が見えるようになってきた。次回以降が楽しみです。
・ 意見があまり多く出なかった場合は、どうしたらいいのでしょうか?
・ 私の場合、発見・対応・予防全部にかかわっているので、後の予防の方法も期待しています。
・ ワークショップは初めての経験で、今回もう少し時間がほしかった。目的を掘り下げていける事のメリットを確認できて良かった。
・ 開始前より、テーマに入るまでに時間がかかったように思う。
・ グループの分け方が、職員と職員以外となった点がもったいなかった気がする。混合にしたほうが、議論の広がりとお互いの役割がみえてよかったと思う。
1) 私の知らない世界を感じた思いです。市役所の方の熱い思いがよく伝わってきました。
2) 今日は今までより有意義な時間が持てたように思われました。
3) 解決すべき課題が見えてきたような気がします。
4) 何が必要なのか、見えてきたと思う。
5) 参加者の皆さん、それぞれが抱えている問題意識を知ることができて良かった。次回、具体的な解決策を導き出せるような気がしている。
6) 問題について、様々な立場・視点で考えることで、新たな解決策がみられるような気がしました。
7) 日々、漠然と悩んでいたものが明確になってよかった。仕事の方向性が見えた気がした。
8) 実務者会議を開きながら、このやり方でよいのか常に考えていました。見直しもしたいと思っていたので、今回の話し合いは大変参考になりました。
9) テーマをしぼったことにより、進行がスムーズにいったように思う。また、ファシリテーターの皆様は流石だと思います。参考になりました。
10) 地域の支え合いが少しずつできるように、意識づくりが必要であると感じました。
11) 小さな意見が、大きな意味を持っていることを感じました。小さなことの積み重ねの大切さも同時に感じた。
12) PCM Tokyo スタッフの指導により、有意義な時間を過ごすことができました。残り1回のまとめが楽しみです。
13) 行政に専門職がいないとかをはじめ、他に問題を移していたのかと。今、自分が市民として隣近所の関わりをもっと持つ必要を感じました。
14) 対応のキャリアと市民意識向上を目指します。
1) 見えないものが見えてくる楽しさを知りました。
2) 実際の業務・活動に活かすにはもっと目的分析に時間がほしかった。
3) 今すぐやるべきことがいくつも見えた。
4) 会議の進め方・方法が検討できて良かったです。
5) 整理の仕方を学ばせていただきました。私的な部分でも役に立ちそうです。大変勉強になりました。
6) 様々な現場の方が集まり、虐待防止のため検討しあえたことは、今後の市の福祉にとって貴重なものとなると思います。
7) 福祉に関してだけではないでしょうが、行政の専門職リーダーの常置をお願いし、我々も勉強していけたらと感じました。
8) 問題の裏に目的が出されるという考え方がわかりやすかったです。4日間通じて新たな視点を持つことができました。ありがとうございました。
9) ワークショップという形式にはじめて参加させていただき、問題解決に力を注ぐことはできなかったのですが、大変勉強になりました。
10) ささえ合うことの大切さを実感しました。また、現代社会においてささえ合うことの難しさも実感しました。ファシリテーターのみなさん最高! お世話になりました。
11) 出来ていることと出来ていなことがはっきりしてきて、問題解決のため方法が具体的にわかってきたような気がしました。
12) ワークショップを初めて体験し、これまでにない充実した時間を過ごすことができました。PDM の作成まで実践したかったです。
13) 方向性が見えてきたと思います。ひとつずつで良いので実行をしてください。
14) 結果の報告が楽しみです。大変勉強になりました。
15) 新しい会議の仕方にとまどいもありましたがお骨折り(PCM Tokyo の皆様、梅本先生)ありがとうございます。
16) 行田市全体のことを少し考えることのきっかけができました。
行田市虐待防止 PCM ワークショップ報告書
NPO 法人 PCM Tokyo
2009 年2 月
報告者:大迫 正弘