【調査報告】聞取調査報告・青森県

1. 就労継続支援あづまーる 青森市

事業所の特徴 前身が地域の親の会母体の作業所として存在していたが、平成17年より社会福祉法人浪岡あすなろ会通所分場として開所した。
通所されている利用者は高齢者が非常に多い。
事業所又は地域での取組の成功事例  町内の行事やイベントには積極的に参加しており、年1回事業所主催でイベントを催し、授産品などを地域に還元している。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 実態としては見えてこないが、必ず地域に存在しておりニーズがあるはず。
相談支援 町の社協が大半を担っており、その他には町役場の福祉課が窓口になっている。
誰が支援すべきか  
親亡き後に備えていること 同じ町内に入所施設を構えている。
同じくケアホームが2か所存在する。
今後はさらに2か所建設予定である。
その他  

 

2. 地域サービスセンター SAN NeT 青森市

事業所の特徴 9年前に任意団体でスタート。今年度4月から自立支援法に基づいたサービスを展開している。
事業所又は地域での取組の成功事例 作業の一環で9年前から地域の宅配サービスを行っており、地域での認知度は非常に高くなっている。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 町の中心部に事業所が存在しており、駆け込みで来所する方もいる。
相談支援 事業所独自では特別行っていないが、口コミなどで相談ケースが多くなってきている。
誰が支援すべきか 地域全体で支えていくべき。
親亡き後に備えていること グループホームがある(定員6人)現在は5人住んでいる。
その他  

 

3. ゆいまある(社会福祉法人抱民舎) 弘前市

事業所の特徴 重度の障害がある2人の娘が在宅で通える多機能型の作業所を作った。国際交流も視野に入れフィリピンのセブ島や韓国との交流がある。農協の店舗跡にパン屋を開店させ、店売りが好調になっている。工賃月8000円+ボーナス10000円。
事業所又は地域での取組の成功事例 農協の協力や農家の協力でブルーベリーの農場や小麦の作付を行っている。将来的にはパンの分野ですべて自社ブランド化させて安心で安全な食品を提供したい。「つるわれ」と言われるリンゴのはね品でジュースを作って販売している。
後援会員(100人)の人脈を活かしている。
福祉工場「A型」を目標にしている。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態  東京都の委託施設が数か所あるが、保守的なところが多くその範囲内でしか活動していないため、実態が見えにくい。
地域で暮らしていくためには親たちが安心して働くことのできる環境の保障が必要。
社会に出る教育を受けてきたのにその力を発揮する場所がない。
相談支援 いつでもどこでも受けている。
第三者委員会を設置している。
誰が支援すべきか 横浜の「朋(とも)」の日浦さんの考えを踏襲している。
わたしたちの「思い」と行政の「制度」をともに考えてつくりあげていく。
親亡き後に備えていること CHの設置を考えている。
その他 マイナスに考えたら先がない。いかにいい方向を目指していくか。
草は邪魔者というがその邪魔者を畑に戻すと土地が肥えてく。
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