事業所の特徴 | S27年肢体不自由者更生施設が前身。この3月で移行して1年半がたつ。何らかの理由をつけて1年延ばす、地域に戻す、区分認定をし直す、などの方法を考えている。パソコンを使った就労支援。工賃はなし。 |
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事業所又は地域での取組の成功事例 | 半年で地域移行した方もいるが本人の目的・目標をどこに置くかでゴールが違う。 パソコンの簿記など実務資格取得に向けての支援や社会的マナーの習得を目指して支援している。全てが地域移行ではなく、もう少し機能訓練が必要なのに期限が来てしまった方などがいる。区分2と3の違いは何なのか? |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | |
相談支援 | 就労・生活支援センターをもっているので、そちらにつないでいる。 ないものは、作っていく。 自立支援協議会を積極的に利用していく。 相談支援員同士のつながりができているのでケース会議をとおして抱込みをなくしている。 |
誰が支援すべきか | 考えなくてはいけないと思うのだがまだピンと来ていないし、具体的にも思いつかない。 |
親亡き後に備えていること | 本人の生きる力と社会資源の整備。 |
その他 | 区分認定の仕方について、個人裁量や勘案の仕方に個人裁量があり、格差が生まれている。 移行定員20人、登録16人。 |
事業所の特徴 | ラブホテル経営のリネンクリーニングから。企業のノウハウがあって儲けることができればいいのではないか。企業は赤字になってはいけない。 工賃時給631円。 |
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事業所又は地域での取組の成功事例 | 障害者の雇用を目指して設立した。利用料を工賃に上乗せして払っている。 週20、25、30、38時間の雇用契約形態を取ってその人に合わせた就労を保障。 本人が辞めると言わない限りは首にしない。仕事ができなくても給与は払っている。 利用者の笑顔、しゃべらない方がしゃべるようになった、など効果がある。 |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | 公的機関の訓練でキレていた方がいるが相談できる人が1人ついただけでキレなくなった。 統合失調症という診断の方がいたがアスペルガーを疑ったので診断を勧めた。本人の受容ができなかったため手帳が持てない。 |
相談支援 | 交換日記のような連絡ノートを作って体調管理に役立てている。 自分の思い通りにならないこともあることを教えている。 精神の方は話を聞くだけでいい。 |
誰が支援すべきか | まわりの地域の人が情報を伝え、外に出て相談さえつけば一歩踏み出せる。 不全感から引きこもっているが、出ない限りは支援できない。その存在をどう見つけるか。 |
親亡き後に備えていること | 15年前からCHのニーズがある。 |
その他 | ここはみんなが主体です。みんなが明るい顔で通ってきてくれているのが励みです。 個別支援計画は有効。 A型定員40人、登録35人。 |
事業所の特徴 | 精神の共同作業所が前身。クッキーを作り、大学や市役所、県庁の売店で販売。 工賃時給300円+ポイント(危険手当、技術手当、安全手当)。 |
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事業所又は地域での取組の成功事例 | 週2日勤務の方から毎日勤務の方まで、勤務時間も個人に任せている。職場体験をとおして自分の発見につなげてもらっている。 障害種類を問わず、被爆体験者もいる。 地域の老人会に入っていて高齢の障害者の行き場としての大切な社会資源と認識している。 |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | |
相談支援 | 仕事のことは相談にのっているが、薬のことはDr.に任せている。 なんの前触れもなく突然いなくなったり、将来の不安から自殺を考えたりするが、仕事の中での雑談から、ピアカウンセリングができている。 |
誰が支援すべきか | 手帳のない方は家にいるので地域活動支援センターなどを利用するとよい。 |
親亡き後に備えていること | 親を看なければいけない方もいるのでその時に何がしんどいのかを聞いてあげている。 行き場を自分で見つける。 地域の人なのだから地域の中に入っていくべき。 |
その他 | 地域のおせっかいは必要。 できないところをさりげなく支援する思いやり。言葉の勇気づけ。 |
事業所の特徴 | 知的小規模作業所が前身。箱折、温泉タオル袋入、宅配寿司箸セット、ミシンがけ等。 施設外就労もしている。利用者の半分は重度。バス、自転車、電車通勤してもらっている。 工賃月5700円。 |
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事業所又は地域での取組の成功事例 | IQ100前後の利用者が6人、70~80が2人(うち1人は引籠り)、2次障害1人、アスペ4人、高次脳機能障害2人がいるが、高次脳の方は2次障害がないと年金の対象にならないのでDr.に説明して意見書を書いてもらった。県の意識でOKになるのは基準があいまいで統一されていない。 |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | 自分はなんでああいうことをするの? と鏡のように自分を見つめ心の説明をつけている。 無理に健常者の人間関係に入れるより、価値ある人間として自己受容を成し遂げてからでもいいのではないか。逃避窓口を広く用意しておく。働くだけではなくどう生きていくのか自分で自分を認めていく。 一方で守られて一方で排除されている。 |
相談支援 | 発達相談からの照会もあるが、自分で直接相談に来る方が増えてきている。 診断のおりていない方は「サポートステーション」に集まっている。 |
誰が支援すべきか | せめて手帳を保持しようとしているのであれば年金を含めてサービスの提供をすべき。 国ではデータがなく、人数の把握がされていない。 申請主義は対応がバラバラ。 |
親亡き後に備えていること | 自閉症の方は住む所と通うところが変わるとその変化についていけないので難しい。 GHやCHというニーズはない。 本人の高齢化が問題。入所系が必要。 |
その他 | B型定員20人、登録26人。 |