【調査報告】聞取調査報告・宮城県

1. クローバーズ・ピアワッセ 仙台市

事業所の特徴 20年4月から新体系事業としてスタートしている。
仙台市内のホテルを買い取って事業を行っている。(フットサルセンターを経営している)
事業所又は地域での取組の成功事例 主に清掃業務を作業として行っており、清掃業者に3人一般就労として送り出している。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 社会的な影響が大きいのではないか?
相談支援 紹介されてくるケースが非常に多い。
誰が支援すべきか 国が現在の制度をどこまで拡大することができるのかが、課題だと思う。
親亡き後に備えていること 現在の事業所には、ホテルとしての機能も残っており、住まいとして機能させたい。
現在は2人住居している。
その他  

 

2. 就労支援センター ウイングルヒューマンサポート 仙台市

事業所の特徴 本体は株式会社。
株式会社の1つの事業として障害者雇用支援事業部として存在している。
事業所又は地域での取組の成功事例 ネット上のパトロールやパソコンを使った委託事業をしており、一般就労を多数輩出している。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 利用されている方は精神障害の方が非常に多く、実態としては非常に多くの方が存在していると思う。
相談支援 同じ区内に中核となる相談支援事業所が存在しており、そこから紹介されるケースが多い。
誰が支援すべきか 現在の制度で可能な範囲は福祉サービスの事業所が支援すべきではないか?
親亡き後に備えていること 他の関係機関と連携を取り、役割分担をしていくことが大切だと思う。
その他  

 

3. 地域生活支援センター宮城野雲母倶楽部+らⅰふ 仙台市

事業所の特徴 平成18年から相談支援事業を開始。
昼食会やフリースペース・サロンなどをおこない、居場所作りに力を入れている。
事業所又は地域での取組の成功事例 フリースペースでサロンを定期的に開催しており、多くの当事者の方々が参加している。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 各関係機関と連携を取りながら実態把握に努めているが中々具体的なものは見えてこない。
相談支援 ピアカウンセリングなど利用して敷居を低くすることが大事ではないか?
誰が支援すべきか 各関係機関が協力をしながら支援すべき。
親亡き後に備えていること 相談支援としてできることは限られているが、制度を活用しながら一人で暮らしていく道を一緒に探ることが大切だと思う。
その他  

 

4. 地域生活支援センターソキウス 仙台市

事業所の特徴  精神障害者の相談ケースが非常に多い。
事業内での研修に力を入れており、年に1回以上は外部から講師を招き地域全体で研修会を主催している。
事業所又は地域での取組の成功事例 地域の行事には参加している。
地域の関係機関と毎月会議・研修会を定期的に開いている。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 実態としてはある。医者との連携が大事になるのではないか?
家族の方が抱え込んでいるケースもあり、本人が困っていることが無いから相談に来ないケースが多々見られる。
相談支援 相談支援は提供できるが、現実としてこちらから拾い上げていくのは難しい。
誰が支援すべきか 相談支援は提供できるが、現実としてこちらから拾い上げていくのは難しい。
親亡き後に備えていること 家族支援が必要。
居場所よりも人とのつながりの方が大事ではないか?
その他  

 

5. とびら・くれよん 仙台市

事業所の特徴 母体は社会福祉法人 つどいの家。
地域生活支援部門として市内2ヶ所に相談支援事業所を構えている。
事業所又は地域での取組の成功事例  
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 実態はたくさんあると思うが、ケースはまだまだ少ないの現状で課題でもあると思う。
相談支援 ネットワークが非常に大事で、様々なネットワーク会議などが存在するが、機能を果たせているかが疑問。
誰が支援すべきか 各関係機関がチームとなって支援すべきかと思うが、現状はまだまだ整備されているとは思えない。
親亡き後に備えていること  
その他  

 

6. 仙台つどいの家 仙台市

事業所の特徴 どんな重いしょうがいのある人も、1人の人間として、その人間性が尊重され、いきいきと
地域で暮らせるよう自己実現の場を保障し援助することを目指しています。
事業所又は地域での取組の成功事例 事業所から地域に向けての情報発信がとても大事で、啓発活動に力を入れている。
年間2000人のボランティアが来ている。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 ボランティア活動をしてい→訓練を積み支援員として雇用をしていく。
相談支援 親の会や保護者会とのつながり、ネットワークが大事。
その中で、様々な情報が出てきて、早めに動くこともできる。
誰が支援すべきか ネットワーク(異業種間)が大事になるのではないか?
訓練の場・就労の場・雇用の場を探すことが大事ではないのか?
親亡き後に備えていること ケアホームの充実が最優先。ホームヘルプ事業の充実、医療ケアの充実など必要なことはたくさんある。最終的には施設内を空っぽにすること。
その他 今後は当事者運動を育てる必要がある。
保護者会と施設側の懇親会を行い、ネットワークの充実を図ることが大事。

 

7. フリースペースソレイユ 仙台市

事業所の特徴 お弁当の宅配販売を行っており、1日250~300食程度の売り上げがある。
就労Bの利用者の平均工賃額が約27000円前後。
事業所又は地域での取組の成功事例 地場産の野菜を地域で調達している。
年2回ソレイユ祭りを地域で開催しており、地域に根差した活動になっている。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 地域に埋もれている様子。そこまでしか分からないのが現状である。
3障害の共存は難しいのではないか?
相談支援 直接事業所に相談に来るケースはほとんどない。
誰が支援すべきか 各事業所は現在の制度の中でしか見動きを取れない。制度を拡大するのが最優先ではないのか?
親亡き後に備えていること 成年後見人制度の活用
その他  

 

8. 就労支援センターほっぷ (NPO法人ほっぷの森) 仙台市

事業所の特徴 カリキュラムを用いて、指導ではなく自立向けて寄り添う支援を行っている。
ロゴセラピーを用いてトレーニングを行っている。
事業所又は地域での取組の成功事例 地域のフリーマーケットに参加。
トレーニングの一環で企業訪問を行い、企業と当事者のつながりを作っている。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 仙台市は積極的に実態把握に努めており、相談支援もとても充実している。
相談支援 相談支援のシステム・連携が確立している。
誰が支援すべきか 法的なサービスを利用するべき。
親亡き後に備えていること  
その他 グループホームの充実・ピアカウンセリングによって保護者のケアも重要。

 

9. 地域生活支援センターてれんこ 仙台市

事業所の特徴 フリースペースを設けており、当事者の方々の居場所になっている。
食事作りなどのイベントを提供して当事者同士で盛り上がっており、とても活気的である。
事業所又は地域での取組の成功事例 啓発活動・地域の行事、イベントへの参加。
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 実態・ケースともにあるが、本人が自発的に出てくることはほとんど無いのが現状。
保護者が抱え込み1人で悩んでいるケースの方が圧倒的に多い。
相談支援 受け皿になる機関を常に用意しておくことが大切。
他事業所との連携が大事
誰が支援すべきか 制度の枠に入るのと入らないのとでは話が大きく変わるのではないか?
親亡き後に備えていること 他の関係機関も意識は持っており、ネットワーク会議でも議題にあがったりはするが、各事業所も困っている様子。需要と供給が釣り合っていない。
その他  
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