事業所の特徴 | 空き店舗を改装して、土産物の箱作りや会葬御礼品の箱詰めなどの下請け作業を行なう。 また季節によってしめ縄作りや、銀杏や梅を加工し販売している。利用者は3障害受け入れを行なっている。会費や食費、送迎料などはとらずに利用料のみで通っている。 |
---|---|
事業所又は地域での取組の成功事例 | 地域の人に会ったら必ず挨拶をしたり、地域の清掃作業をして地域に協力することにより、 地域の理解を得られる。近所の老夫婦に梅の木の管理を任されたため、その梅を使って梅干や梅ジャムを作ることができ、地域の人にも好評で買いに来てくれる。 |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | 最初は何も話さない日が続いたが、だんだん打ち解けてくると明るくなり、積極的に作業に取り組んでいる。 以前、高次脳機能障害の利用者を受け入れたが、他の利用者への暴力があり利用を断った。 現在はどこの事業所にも通っていない様子。 |
相談支援 | 昼休みの時間を使って利用者の悩み事を聞いたり、3ヶ月に1回、満足度のアンケート調査を実施している。 相談支援事業とは特に連携はないが、相談支援は名前だけで、積極的には動いていないように見える。新しい利用者は、現在通っている利用者からの紹介で来るケースが多い。 |
誰が支援すべきか | 国で責任を持って制度を作るべき。 親が障害の受容をできていないことが多く、子供達も普通校に通っているがいじめにあうケースも多く、かわいそうである。親の教育の機会をもっと増やしてほしい。 |
親亡き後に備えていること | 新築または公営住宅の利用して、GHを作りたい。一人で出歩かれると大変なので、対策を今から考えておきたい。 |
その他 | 障害者の団体がおとなしすぎて、必要な意見が国に上がっていないと思う。 |
事業所の特徴 | 重度の利用者が多いが、デイサービスでは物足りないという人のために就労支援を始めた。 現在はクッキー作りなどを行なっている。相談支援事業は国のサービス費はなく、市から受託できていないので収入がないが、ニーズはあるので開所している。 |
---|---|
事業所又は地域での取組の成功事例 | 朝市に取り組んでいる。販売に加え血圧や尿のチェックなどを行ない、地域の高齢者と世間話をしたりしながら、地域との関わりを深めることで地域からの理解を得る。 |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | 実際に就労をして地域に出て行った人たちは、定期通院以外では医療のサポートが切れてしまうが、医療が不要になったわけではない。継続してサポートを受けられないと結局再入院 や、福祉サービスに戻ってくる。 |
相談支援 | 隣にある医療センターが協力医療機関となっており、連携が取れている。 外部機関とどれだけつながっていくかが、利用者のニーズに応えるためには必要だが、大きい法人は法人内のみで解決してしまうので、なかなか連携は取れない。 |
誰が支援すべきか | 特学の先生の発達障害への理解はもっと必要。発達障害者支援センターでは、療育専門の養成研修を行なっており、支援者を育てている。幼少の頃からの支援が必要なので、虐待防止や子育て支援、教育を包括した制度があると良い。 |
親亡き後に備えていること | 暮らしの場としてGH、CH。 親亡き後の以前に、18歳になったら成人という仕組みをきちんと作ったほうがいい。いつまでも親が頑張るという体制だと、親亡き後が不安になるのは当たり前。 |
その他 | 国のサービス費の対象になるような相談と、実際の相談はあっていない。逆に制度があるとそれに縛られてサービスのパッケージ化に終わり、中身のある支援や地域の身近なところで動けない。 |
事業所の特徴 | 親の会で立ち上げ、福祉工場として発足。大きな作業は漬物工場、他には喫茶店の経営や企業への実習など。工程がたくさんあるので、その利用者ができるところで作業できる。 3障害受け入れしている。 |
---|---|
事業所又は地域での取組の成功事例 | 立ち上げの際には地元の家を回って理解を求めた。年3回のお祭りには地域の人を呼んだり自治会の懇親会などにも積極的に参加している。 漬物工場ではハサップという機械を取り入れ、無菌状態でパッケージして出荷しているので 障害者が関わっていても安心感を持って買ってもらえている。 |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | 精神の事業所があるので、ほとんどは住み分けしている。通っている利用者については、嘱託医や主治医との連携をとって支援しているが、基本的にはGHから自力で通える程度の利用者を支援している。 |
相談支援 | 大分市内には相談支援事業所は2件あり、相互に相談できている。 利用者は、GHで生活面や異性の悩みなどの相談をしていることが多い様子。 |
誰が支援すべきか | 発達障害に対する地域の理解が少ないので、地域住民から見れば変な人と思われてしまう。 国の制度に基づいて支援をするべき。また、福祉職にも知識が足りないので、勉強会や教育の場は必要。 |
親亡き後に備えていること | 体力がなくなってきたら生活介護やCHの検討。入所しながら日中は別の事業所に通ってもいいと思う。身寄りのない人もいるので、自分の葬式ぐらいはできる程度の蓄えをさせておく。一人暮らしの希望については金銭管理や栄養管理の問題が解決できるようなら検討。 |
その他 | 職場環境への理解もしてほしい。職員が働いていける報酬単価にしてほしい。 |
事業所の特徴 | 民間の弁当屋をまるごと法人で買い取って事業所にした。A型の利用者はハローワークを通して面接もあり、内定後は別の場所で実習期間を経て作業に入る。作業スピードにうまくついていけない人はB型を利用し、クリーニング作業などを行なっている。知的がほとんど。 |
---|---|
事業所又は地域での取組の成功事例 | スタッフには民間の人間を採用したので、逆に偏見がなく、構えずに利用者と接している。 月に1回の地域でのゴミ拾いや、お祭りなどには積極的に参加し、住民の理解も得られ、地区の行事等で弁当の注文をしてもらえている。 周りに畑が多く、そこの野菜を取り入れた弁当作りの話も進めている最中。 |
引籠り・うつ・精神疾患といわれる方たちの実態 | 精神的には落ちつている利用者ばかりで、金銭管理もでき、利用者同士で飲みに行ったりもしている様子。GHから通所している利用者が多いが、早番と日勤では作業の時間もずれており、また部屋も個室であるため、GHは利用者同士のふれあいの場にはなっていない。 友人関係のトラブルはあるようだが、基本的にはスタッフに話を聞いてもらえれば自分で解決できる程度のトラブルで済んでいる。 |
相談支援 | 法人内でも受託しており、相談はある。 また、隣に精神科の病院があり、受け入れの相談もあり、スタッフも理解している。 当事者から直接問い合わせがきたり、見学者なども徐々に増えてきている。 |
誰が支援すべきか | 本人に就職できるような専門性を身につけさせるなら、大学のような特別支援学校があるといいのではないか。 |
親亡き後に備えていること | 後見人やGHの検討。実家が遠くて通えない人には寮を提供。 また、無縁仏の墓を検討している。 |
その他 | 中には最賃の適用除外を受けている事業所もあるので、年金がもらえない人たちはA型でも生活が難しいのが現実。 養護学校と事業所で、就労についての本音について語り合う委員会があり、就職後のフォローアップの難しさについての話題になることが多い。 |