6.実証の詳細

(ア) 実証協力者の募集を5月から開始

①5月1日~随時

館報や直接による実証研究プロジェクトの広報と協力者の募集

  • センター館報「長良川便り」(点字・墨字)
    発行部数 約900部
  • 県内登録者へ個別のお知らせ(点字・墨字)
    発行部数 約600部
  • ボランティア団体機関紙「心」により広報開始
    発行部数 約500部

(イ) 実証概要説明会

①期日 8月23日(土)26日 全4回

②時間 午前10時~12時、午後1時30分~3時30分の2回(1回2h)

③担当 棚橋

④参加者 34名(うち視覚障害者20名)

⑤内容 視覚障害者及びヘルパー等に対して全体のプロジェクト概要説明

  1. プロジェクトについて
  2. 実証の具体的な内容について
  3. 活動諸経費について
  4. スケジュールについて

(ウ) 視覚障害者・ヘルパー等の募集開始と選定

①個別に対応し最終的に視覚障害者、ヘルパー等の選定

(エ) デジタルペン実証研修

①期日 10月13日(月・祝日)

②時間 午前10時~12時 午後1時~15時の2回(1回2時間)

③担当 蓼科情報株式会社より2名

④参加者 25名(うち視覚障害者16名)

⑤内容

  1. デジタルペンの仕組み
    (ア) デジタルペンの理解
    (イ) 専用用紙(アノト式)の理解
    (ウ) デモンストレーション
  2. デジタルペンの基本操作
    (ア) 電源の入れ方
    (イ) デジタルペンの持ち方
    (ウ) ノートへの記入とエラー時の対応
    (エ) 充電方法
  3. 操作実習
    (ア) 実際にペンを使用しサンプルを元に記入
    (イ) データの転送
    (ウ) 誤字脱字の修正
  4. 情報のテキスト化
    (ア) 修正されたテキスト情報をもとに、当事者が必要な情報に変換
    次の4種を基本
    ①合成音声変換ソフト「らくらくボイス」での音声化
    ②点訳ソフト「エクストラ」での点字化
    ③各種エディターでの拡大文字化
    ④SPコード変換ソフト「テルミーキャスト」でのSPコード化

(オ) 視覚障害者への個別による研修及びペアリングの決定

①日常においてどのような文字情報を取得するのか

②使用された文字種の確認

③取得した情報は支援者が記入または当事者が記入いずれも可であることの選択

④配布された文字情報に対する検証

⑤ペアリングの決定後各ペアで打ち合わせ開始

(カ) 実証

①期間 2008年12月~2009年3月

②内容 文字情報が必要な場面、内容を詳細に記録する

③実証 初動実証と本実証

④流れ 視覚障害者と支援者

  1. デジタルペン・ノート・活動報告実績書・活動旅費明細書を支援者に配布
  2. 日程調整
  3. 活動
  4. 活動後デジタルペン・ノート・活動報告実績書を持参(または送付)
  5. データの移行
  6. 利用者に適切な文字情報変換し配布
  7. 利用者及び支援者からの意見聞き取り
  8. 以上を繰り返す

(キ) 課題とまとめ及び報告書作成

①実証報告

②課題とまとめ

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