7.機器の特性

p>(ア) 当初3種による比較を行い、二種に絞り比較を行った

(イ) 比較の結果日立マクセルPenitに決定し実証を行うことにした

(ウ) 実証の特性から複数本用意する必要があり、購入した。

機器に関しては以下の二種類を長期貸し出しの上購入した

形式 デジタルペン デジタルペン
メーカー ㈱ぺんてる
写真 ㈱ぺんてるのデジタルペン
㈱日立マクセル
写真 ㈱日立マクセルのデジタルペン
機器名 Airpen ストレージノート2.0 Penit
型式 EA2 DP-101U
本体仕様 新機能搭載管理ソフト
airpen2.0(ケース付)
PCに接続しなくてもデータ処理が可能
本体30g(ブルーツース対応)
PCに接続しなくてもデータ処理が可能
メモリ 容量2M、A5サイズ約100ページの蓄積が可能 フラッシュ
デジタルペン 3色に対応。 1色のみ。ただし、カラーパレット(紙)で設定可。
タブレット機能 なし なし
オフラインのみの利用
ソフト開発キット ぺんてるから提供
有償
日立&日立マクセルから提供
有償
特徴 デジタルペンに電池を持ち、ペンから超音波を発します。メモリユニットは2か所で超音波を受け、三角測量でペン座標を計算しデータとして蓄積
→ペン座標は計算にて求められるため、一つのデバイスでA5、A4用紙に対応
→超音波ゆえの特性で利用環境に影響される場合がある
→ペンの持ち方で音波が途切れる場合がある。特に視覚障害がゆえにペン先に触れることが多く電波の遮断が起きることがある
デジタルペンの電池を持つ。用紙にアノトパターンと呼ばれる独自のパターンを印刷し、デジタルペンのCCDカメラで読み取ったペン先のパターンから座標位置を計算・デジタルペンに蓄積
→紙とペンだけという理想的な使い方が可能
→紙にアノトパターンを印刷する必要がある
用紙 普通紙を利用 紙にアノトパターンを印刷する必要がある
感想 この方式はユニットも軽量で携帯に優れている。また同じユニットでA5からA4サイズの用紙まで使えます。電子ペンも沈みが感じないほど改良された新しいデジタルペンになっている。airpenNOTEは、手書きのデータを自動文字認識し、データの検索は認識結果の文字で可能にしています。そしてアンケート票の処理も可能となっています。 外出は紙とペンだけ、という理想的な使い方。ブルーツース付携帯電話と連携すれば、外出先からデータ転送することもでき、瞬時に処理結果を携帯に返すといったシステムを開発することも可能。
使用感触・状況 ペン先に音波を出し認識させるためにペンの持ち方により遮断する可能性があり、そこに誤認識が生まれる。音波を受信することにより認識するので特殊な紙を必要としないのでペンに慣れれば使用感はよい。また即時性においては、オンタイムでの情報取得発信が容易
ペンの持ち方と書き方に注意してもらえればその効果は多と比較しても見劣りしない
ペン自体が記憶することにより、必要なものは紙とペンという最小単位であり違和感がない。アノトパターン印刷が必要であるが、そのテンプレートを用意することで問題はない
誤認識が他に比べ少ない。
電源オンのときに振動し視覚障害者にとっても状態が理解できる
またエラーの場合も同様に振動する
対応OS Windows2000/XP/VISTA Windows2000/XP
その他 airpenNOTEの文字認識ライセンス ライセンス要
手書きのしやすさ 音波を受信できる位置関係を把握することで通常の筆記スタイルとなる。
視覚障害者には専用ノートがあることで容易になる。
アノトパターン印刷されている用紙であれば自由なスタイルで筆記できる。過去のスタイルに非常に近い。
視覚障害者にはノートが認識できれば容易である。
データの処理   付属のドックに挿すだけで自動的に認識ソフトが起動しデータ処理時間が短い
認識度 文字の筆記により個人差が出る。またその入力速度によって誤認識は増加する。 文字の筆記により個人差が出る。またその入力速度によって誤認識は増加する。
認識度
容易度 超音波受信機とペンがあれば入力できる点 紙とペンのみで場所を選ばず入力できる点
記入範囲 超音波が受信できる範囲と紙の大きさで入力可
周辺が5ミリ程度記録されない
→視覚障害にとって周囲の余白の確認が難しい
パターンが印刷されている部分であればすべて入力可パターンが印刷されている部分であればすべて入力可
→アノトパターンが前面にあれば紙面であればすべて認識可能
音声対応 不可
PC画面でのメニュー音声のみ
不可
PC画面でのメニュー音声のみ

参考資料 ポトス株式会社

協力 蓼科情報株式会社・ペンテル株式会社

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