調査のデザイン1,2

第1 調査の目的

障害者アートを未来へ向けてどのように位置づけしていくかという大きな視座のもと、基礎的なアンケート調査から訪問調査、有識者調査、座談会等を経て、実際の展覧会までを一本化して情報連携させることで、障害者の自立支援へ向けた以下の目的を達成しようとした。

①障害者の芸術文化ならびに才能を地域と社会全般に認識させる

②障害者の芸術文化に触れ、また参加することによる豊かな生活、生きがい、社会参加の促進。

③障害者のくらしにおけるアートのあり方を知るとともに、特出した才能の発掘と育成。

④上記実行のための芸術文化の認識、活動の実態、指導者の育成、施設設備の充実、また、発表や鑑賞の機会を設け、周知徹底を図る。

第2 調査等の種類と方法

1)アンケート票郵送調査

A:知的障害者施設対象アンケート調査 期間:平成20年11月1日~11月31日

□調査対象の名簿:
知的障害者施設を独立行政法人医療福祉法人がインターネット上に公開している「WAMNET」より各県の施設数比率にそって抽出。
発送数:2,000/回収数657(回収率33%)

B:特別支援学校対象アンケート調査 期間:平成20年11月11日~12月10日

□調査対象の名簿:
インターネットより検索・取得
発送数:1,068/回収数:326(回収率33%)

C:有識者アンケート調査 期間:平成21年2月25日~3月19日

□日本チャリティ協会有識者名簿より美術関係者を含む400人を抽出
発送数:400/回収数:153(回収率38%)

2)訪問調査

障害者アートを実践する5ヶ所を訪問取材 取材期間平成21年9月~10月

取材先:
社会福祉法人しがらき会 信楽青年寮(滋賀県)
NPO法人工房あかね(群馬県)
社会福祉法人湘南福祉センター 工房「絵(かい)」(神奈川県)
社会福祉法人素王会アトリエ・インカーブ(大阪府)
財団法人日本チャリティ協会 障害者カルチャースクール(東京都)

第3 有識者座談会(委員会会議)

実施日 平成20年12月11日15:30~17:30 スクワール麹町会議室

出席者 河 幹夫 委員長、北岡 賢剛 委員、高橋 陽子 委員、北村 真征 委員、髙木 金次 委員

第4 展覧会開催および障害者アート養成講座・セミナー・シンポジウム

東京展 平成21年2月17日~22日/エコギャラリー新宿

大阪展 平成21年2月25日~3月3日/NHK大阪放送会館アトリウム

仙台展 平成21年3月10日~18日/AER(アエル)アトリウム


調査のデザイン-2

第5 調査レイアウト

図 調査レイアウト拡大図・テキストデータ

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