音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

「地域の福祉力」問題の所在

  • 「地域福祉を信用しろって、いつから地域は変わったのか」「地域とは、障害者を忌み嫌い、排除し抑圧してきたところではなかったか」(横田弘「否定されるいのちからの問い」、現代書館、2004年)。
  • 「地域の福祉力」を安易に信用し、称揚することへの警鐘として受け止める必要。地域の福祉力を論じていく際には、この「否定されるいのちからの問い」を自覚しておく必要がある。

---

  • 現在、様々な分野で「地域の力」への関心が高まっている。地域福祉は、地域の福祉力をいかに高めるかという課題への挑戦でもある。
  • 他方で、従来の地縁組織の衰退に伴い一部住民から地域活動が過度に負担であるといった声も聞かれ始めている。
  • また、地域が抱える福祉課題は多様化・複雑化しているという指摘もある。