音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

シンポジウムII
厚生労働省の関連施策の動向
スライド11

スライド11


「精神保健医療福祉の更なる改革に向けて」概要

~「今後の精神保健医療福祉のあり方等に関する検討会」報告書(座長:樋口輝彦国立精神・神経センター)~

「精神保健医療福祉の改革ビジョン」(平成16年9月から概ね10年間)の中間点において、
後期5か年の重点施策群の策定に向け、有識者による検討をとりまとめ[平成21年9月]

  • 精神疾患による、生活の質の低下や社会経済的損失は甚大。
  • 精神障害者の地域生活を支える医療・福祉等の支援体制が不十分。
  • 依然として多くの統合失調症による長期入院患者が存在。これは、入院医療中心の施策の結果であることを、行政を含め関係者が反省。
  • 「改革ビジョン」の「入院医療中心から地域生活中心へ」という基本理念の推進
  • 精神疾患にかかった場合でも
    • 質の高い医療
    • 症状・希望等に応じた、適切な医療・福祉サービスを受け、地域で安心して自立した生活を継続できる社会
  • 精神保健医療福祉の改革を更に加速

精神保健医療体系の再構築

地域医療の拡充、入院医療の急性期への重点化など医療体制の再編・拡充

精神医療の質の向上

薬物療法、心理社会的療法など、個々の患者に提供される医療の質の向上

人員の充実等による医療の質の向上

地域生活支援体制の強化

地域生活を支える障害福祉サービス、ケアマネジメント、救急・在宅医療等の充実、住まいの場の確保

普及啓発の重点的実施

患者が早期に支援を受けられ、精神障害者が地域の住民として暮らしていけるような、精神障害に関する正しい理解の推進

目標値

  • 統合失調症入院患者数を15万人に減少<H26>
  • 入院患者の退院率等に関する目標を継続し、精神病床約7万床の減少を促進。

施策推進への精神障害者・家族の参画

地域を拠点とする共生社会の実現