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スリランカは南アジアの開発途上国である。人口は2250万人。島国スリランカは複数の民族から成り、シンハラ人が74%でその大部分を占めている。タミル人は15%、イスラム教徒のムーア人が8%でマレー人が3%である。オランダ人を祖先とするバーガー人も全人口の3%を占める。主要輸出品は紅茶、ゴム、衣料品で、基本的に農業国であり、農業がおもな収入源である。人口の7%は障害のある人々で、その大部分は農民である。

一般に、スリランカでは自然災害はあまり起こらない。最悪の自然災害は洪水で、島の一部の地域は繰り返しその被害を受けている。津波は、スリランカ現代史上初めて、2004年12月26日の運命の日に島を襲った。海辺の3分の1を飲み込んだ巨大な波は、数千人の命を一掃し、大量の家や建物を奪い去った。