令和5(2023)年6月30日、総務省は、「ICT活用のためのリテラシー向上に関するロードマップ」を公表しました。
このロードマップは、「ICT活用のためのリテラシー向上に関する検討会」においてとりまとめられたもので、パブリックコメントを経て公表されました。
ロードマップの目次はつぎのようになっています。
1. 検討の背景 2. ICT活用のためのリテラシー向上に関するロードマップ 3. 参考資料 ① 検討会及びWG概要・開催状況 ② 海外における取組事例 ③ 関係者の取組事例 |
ロードマップは、短期的又は中長期的に取り組む事項の方向性を整理したもので、総務省を中心に、関係主体と連携の上、当該ロードマップに記載した事項を推進するとしています。
目指すべきゴール像としては次の3つが挙げられています。
① デジタル社会で様々なリスクに対処して安全を確保しつつ、自身の目的に応じて、適切に情報やICTを理解・活用し、課題を発見・解決できること。
② デジタル社会の構成員として、他者への影響に配慮し、健全な情報空間確保のための責任ある行動を取ることができること。(情報の批判的受容、責任ある情報発信、プライバシー・著作権への配慮等)
③ ICTやオンラインサービス、社会的規範の変化に的確に捉え、①②ができること。
短期的に取り組む事項のひとつとしては、青少年層・保護者層・高齢者層を優先すべきセグメントとし、これらのセグメントに関する調査・分析を進め、各セグメントに係る課題や特徴を明確化するとしています。
中長期的に取組事項のひとつとしては、セグメントによって、よく接触するメディア、強化すべき領域等が異なると考えられることから、各セグメントに固有の特徴に関する調査・分析を行った上で、各セグメントの特徴を踏まえたコンテンツ、届け方について検討を深めることが必要としています。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/ict_literacy/