[英国]航空に関する消費者政策改革のパブコメへの対応

2023年6月27日、英国政府は、2022年1月31日から2022年3月27日に実施した航空に関する消費者政策改革案に関するパブリックコメントへの対応を発表しました。

改革案では、航空機の乗客の権利に関するさまざまな問題が取り上げられ、消費者保護の強化と、アクセシビリティを含む消費者サービスの改善に焦点が当てられています。主に次の4点について提案があり、それに対する意見を求めていました。

  1. 消費者保護規則を施行する際の規制方法と、その強化方法
  2. 個々の消費者が問題を解決するために利用できる方法と、その強化方法
  3. 国内線の欠航・遅延補償
  4. 身体障害者や移動能力の低い乗客のためのアクセシビリティ。

障害のある乗客および移動能力が低下している乗客への言及には、以下が含まれます (ただし、これらに限定されません)。

高齢者、足を骨折した人、妊婦など、体の動きが不自由な人

車椅子ユーザーや視覚障害者、聴覚障害者などの身体障害者

目に見えない障害(心臓病、慢性疾患、自閉症、アルツハイマー病、認知症の人など)

障害者等のアクセシビリティ補償については、次のような課題が取り上げられています。

  • 車椅子や移動補助器具の破損を回避するためのスタッフの訓練
  • 車椅子や移動補助器具の破損の場合の補償限度額の撤廃
  • 車椅子を頑丈にすることとその取扱いについての情報提供

これらのパブリックコメントに対して政府は、前向きの方針を示しています。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.gov.uk/government/consultations/reforming-aviation-consumer-policy-protecting-air-passenger-rights/outcome/response-to-the-aviation-consumer-policy-reform-consultation

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