2023年6月13日から15日まで、第16回障害者権利条約締約国会議(16th Conference of States Parties to the Convention on the Rights of Persons with Disabilities: COSP16)が、ニューヨークの国連本部で開催されました。
2006年12月13日の決議61/106によって国連総会によって採択された障害者権利条約(Convention on the Rights of Persons with Disabilities: CRPD)は、第40条で、「締約国は、この条約の実施に関する事項を検討するため、締約国会議において定期的に会合する」と定めており、同条約が発効した2008年以来、締約国会議がニューヨークの国連本部で開催されてきました。
第16回の会議の全体テーマとサブテーマは、つぎのようになっています。
全体テーマ:国家の政策および戦略と権利条約との調和: 成果と課題 サブテーマ1:性と生殖に関する障害者のための健康サービスへの平等なアクセスとアクセシビリティの確保 サブテーマ2:障害者のためのデジタルアクセシビリティ サブテーマ3:過小評価されている障害者グループへの支援 |
会議は、開会宣言、会議役員選出、議案の採択、開会あいさつに続き、権利条約の実施に関する締約国による一般的議論の後、サブテーマに関するラウンドテーブルが実施されました。
その後、障害者権利条約の実施に関して、締約国と国連機関、および、障害者団体などその他の関係者との対話が行われました。
最後に会議の決議が採択され、閉会となりました。
次回の締約国会議は、2024年6月11日から13日までニューヨークの国連本部で開催されます。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://social.desa.un.org/issues/disability/cosp/16th-session-of-the-conference-of-states-parties-to-the-crpd-cosp16