令和5(2023)年7月4日、厚生労働省は、「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」を公表しました。
同調査では、「III 世帯員の健康状況」の「日常生活における機能制限の状況」の調査項目において、 ワシントングループの「短い質問群」が使用されています。ワシントングループの指標は障害発生率を国際比較できる指標として開発され、世界的に利用されています。
日常生活における機能制限の調査結果は、つぎのようになっています。
苦労なし | 多少苦労 | とても苦労 | 全く出来ない | 不詳 | |
視覚 | 64.3 | 29.3 | 2.8 | 1.3 | 2.3 |
聴覚 | 85.8 | 5.1 | 1.6 | 1.9 | 5.6 |
歩行 | 74.7 | 16.2 | 4.8 | 2.1 | 2.2 |
認知 | 71.7 | 21.5 | 2.6 | 1.7 | 2.5 |
セルフケア | 87.7 | 6.4 | 1.5 | 2.0 | 2.3 |
コミュニケーション | 85.7 | 8.5 | 1.7 | 1.8 | 2.3 |
それぞれの機能障害の設問は、次の通りです。
コミュニケーション:通常の言語をつかってのコミュニケーション(たとえば、人の話を理解したり、人に話を理解させることなど)が難しいといった苦労はありますか。
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/index.html