[文科省]質の高い教師の確保のための審議のまとめを公表

令和6(2024)年5月14日、文部科学省は、「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について(審議のまとめ)」を公表しました。

令和5(2023)年5月に文部科学大臣から「「令和の日本型学校教育」を担う質の高い教師の確保のための環境整備に関する総合的な方策について」を諮問されたことを受け、中央教育審議会は、初等中等教育分科会に「質の高い教師の確保特別部会」を設置しました。本まとめは、同部会が、13回にわたり議論を重ねてきたものをまとめたものです。

同まとめの目次はつぎのようになっています。

はじめに… 1
第1章 我が国の学校教育と教師を取り巻く環境の現状… 3
1.我が国の学校教育の現状… 3
2.学校が対応する課題の複雑化・困難化と家庭・地域をめぐる環境の変化… 5
3.我が国の教師を取り巻く環境の現状… 6
第2章 教師を取り巻く環境整備の基本的な考え方… 10
1.「令和の日本型学校教育」を担う教師及び教職員集団の姿… 10 
2.教師を取り巻く環境整備の目的… 12 
3.教師を取り巻く環境整備の基本的な方向性… 13
第3章 学校における働き方改革の更なる加速化… 15
1.「学校における働き方改革答申」を踏まえた取組状況等… 15
2.学校・教師が担う業務の適正化の一層の推進… 17
3.学校における働き方改革の実効性の向上等… 21
4.教師の健康及び福祉の確保に向けた取組の充実… 27
5.柔軟な働き方の推進… 30
第4章 学校の指導・運営体制の充実…33
1.教職員定数の改善と教職員配置の在り方等… 33
2.支援スタッフの配置の在り方等… 42
3.多様な専門性を有する質の高い教職員集団の形成… 43
第5章 教師の処遇改善…47
1.これまでの経緯… 47
2.教職の重要性を踏まえた教師の処遇改善の在り方について… 48
3.職務や勤務の状況に応じた処遇の在り方について… 52
第6章 教師を取り巻く環境整備の着実な実施とフォローアップ等… 55
おわりに… 56

特別支援学校関連では、多様化・複雑化する課題と新たな学びへの対応として「特別支援学校の指導・運営体制の充実の検討が必要。」、職務や勤務の状況に応じた処遇の在り方について「負担と処遇のバランスに配慮しながら、例えば、特別支援学級等の教師の給料の調整額による処遇の在り方を含め検討することが考えられる。」といった記述がありました。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/099/mext_01759.html

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