[APEC]障害者のエンパワーメントを推進するアレキパ目標を承認

2024年5月9日、APEC(アジア太平洋経済協力: Asia-Pacific Economic Cooperation)の人材養成作業部会(Human Resources Development Working Group)がペルーのアレキバで開催され、持続可能でインクルーシブな成長を促進するために障害者をエンパワーメントする政策を通じて効果的な進歩を推進することを目指した「アレキパ目標(Arequipa Goals)」を承認しました。

APECは貿易・投資分野を中心にアジア・太平洋の経済協力を議論するフォーラムで、太平洋を取り囲む21の国と地域が加盟しています。

アレキパ目標では、次の3つの目標が設定されています。

◆教育の目標
 2030年までに農村の公立学校における障害者教育プログラムへの参加拡大に努める。また、有資格の特別教育教諭の比率を増やす。
◆能力開発の目標
 2030年までに障害者のニーズに合うよう職業訓練プログラムを改善し、これらのプログラムへの障害者の参加を増やす。障害者のニーズなあった人材教育を推し進め、障害のある人々をエンパワーメントすることで雇用と起業を支援する。
◆労働と社会保護の目標
 2030年までに、一般の労働市場への障害者の参加を増やすことを目的とした政策を推進し、経済成長における役割と貢献に焦点を当てる。農村部、インフォーマルセクター、その他の分野で、障害者の社会的保護を拡大する努力をする。

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.apec.org/press/news-releases/2024/apec-commits-to-empowering-people-with-disabilities

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