令和6(2024)年6月5日、政府は、農業分野での障害者就労を支援する「農福連携等推進会議」(議長・林芳正官房長官)を首相官邸で開催しました。
本会議は、「農林水産業・地域の活力創造プラン」(平成25年12月10日農林水産業・地域の活力創造本部決定)のフォローアップ、今後の見直し等に向け、福祉分野等との連携における農山漁村の再生への取組推進について、実効ある方策を検討するために省庁横断の会議として設置されました。
第1回会議は平成31年4月25日に、第2回会議は令和元年6月4日に開催されました。第2回会議では、「農福連携等推進ビジョン」が取りまとめられました。
今回は、5年ぶりとなる第3回会議で、「農福連携等推進ビジョン(2024改訂版)」を決定しました。
「農福連携等推進ビジョン(2024改訂版)では、つぎのようなことを述べています。
〇高齢者、生活困窮者、ひきこもりの状態にある者、犯罪をした者等の社会的に支援が必要な者にも対象を広げる 〇林業、水産業と福祉の連携に広げていく 〇農福連携等を通じて地域共生社会の実現に貢献する 〇農福連携等に取り組む主体数を12,000以上、地域協議会に参加する市町村数を200以上とすることを目標とする※ ※ 令和12(2030)年度までの目標 ○地域単位での仕組みづくり ○障害者等が働きやすい環境の整備 ・障害者の作業をサポートするスマート農業技術等の活用 ○障害者就労施設等と企業との連携によるノウフク商品のブランド化 〇特別支援学校における実技・実習に農業者が協力・支援を行うよう働きかけ ○11月29日を「ノウフクの日」に設定し、関係団体・企業等が連携した普及啓発を推進 ○ユニバーサル農園※の普及・拡大 ※ 世代や障害の有無を超えた多様な者が農業体験を通じて社会参画を図る農園 ○社会的に支援が必要な者の農福連携等への参画の推進 ・ハローワーク等の関係機関が連携し、農業分野での障害者等の雇用を促進 ・犯罪をした者等の就農意欲喚起等に向けた農業実習等を推進 |
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/noufuku/suisin_kaigi.html