[フランス]精神的健康のための身体活動を奨励

2024年7月1日、フランス政府は、パリオリンピック及びパラリンピックの機運の下、年齢や体力に関係無く、全ての国民に毎日30分程度身体を動かすことを奨励しました。

定期的な身体活動が精神的健康の改善にも寄与することは、世界保健機関(WHO)でも報告されています。身体を適度に動かすことで、

  • 睡眠の質の向上
  • ストレスや不安レベルの軽減
  • 自尊心の向上
  • 抑うつ的な思考の制御

等の効果が見られ、これらが神経伝達物質の活性を改善し、精神疾患発症の予防になることは科学的研究からも明らかとなっています。フランス高等保健局(HAS)も、定期的に身体を動かしたり、スポーツをすることは、年齢を問わずストレスや不安、うつ症状から身を守る効果があると示しています。

身体活動が精神的健康に寄与することへの意識を高めるため、10月7日から20日まで、フランス全土でメンタルヘルス情報週間が開催されます。一般の人々を対象としたイベントで、関連団体や専門家も招かれるメンタルヘルスに関する情報交換の場となります。

詳しくは下のサイトをご覧下さい。(笹子)
https://sante.gouv.fr/actualites/actualites-du-ministere/article/activite-physique-et-sportive-bouger-pour-une-bonne-sante-mentale

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