2024年10月31日 、フィンランドの社会福祉保健省は、欧州連合(EU)が障害者のための、欧州障害者カードと欧州駐車カードを確立する指令を採択したことを発表しました。フィンランド国内含むEU域内で、障害者が旅行しやすくするための指令となります。
フィンランドは、障害者カードを導入する8カ国のパイロット国の一つであり、フィンランド国内で既に使用されている身体障害者用駐車カードと、その発行規定はフィンランドの道路交通法により定められています。今回のEUの採択により、加盟国は国内法とシステムを適応させるため2年半の猶予が与えられており、両カードの資格取得要件を国レベルで定義することが求められています。例えば、駐車カードの所有者専用の駐車スペースへの無料駐車等の優遇措置についても、国または事業者レベルで定めることが指定されています。
現在、国内で使用されているカードのシステムにどのような変更を加える必要があるか、また、EUの指令に準拠するために新しい法律の制定が必要になるか等の評価、検討が求められています。
詳しくは下のサイトをご覧下さい。(笹子)
https://stm.fi/en/-/travelling-within-the-eu-to-become-easier-for-persons-with-disabilities