2024年11月11日、貴族院の公共サービス委員会は「仕事を第一に考える:若い障害者のための教育から仕事への移行(Think Work First: The transition from education to work for young disabled people)」というレポートを公表しました。
歴代の政府が努力してきたにもかかわらず、障害者の雇用は進んでいないことから、新政府は、若い障害者に焦点を当てて就労を進めようとしています。そこで、今回のレポートは、教育から仕事への移行期にある若い障害者の経験に焦点を当てて考察しました。
本レポートでは、早期の支援と介入に焦点を当て、若い障害者が教育を離れた後も仕事にアクセスし仕事を続けることができるように支援することや、雇用主と協力してインクルーシブな職場を作るために必要なサポートなどについて提示しています。
内容は、つぎのようになっています。
第1章:はじめに このレポートがカバーする範囲と、このレポートが書かれた背景について説明しています。 第2章:何が効果的か:若年障害者のための戦略の青写真 キャリア教育、学校や職場でのサポート、仕事への移行に関する明確でアクセス可能な情報など、若い障害者の成功を支援する多くの効果的な方法についての調査結果を提示しています。 第3章:仕事の準備:教育システムはどの程度効果的か? 教育システムに焦点を当て、支援付きインターンシップ、アクセス可能な見習い制度、優れたキャリアアドバイスなど、効果のある方法について紹介しています。 第4章 労働力への参入:雇用サービスとプログラムの役割 学校を卒業した後に開始される雇用サービスについて、新しい支援付き雇用プログラムの有効性について述べています。 第5章 仕事に行く:差別を乗り越え、権利を確保する 若い障害者が学校や大学で必要な支援を受け、働くために必要なスキルを持てたとしても、就労する際に直面する多くの困難について述べています。 第6章 従業員の支援:職場の権利を守る 若い障害者が雇用主から受ける可能性のある問題と、彼らの職場での権利がどのように守られているかを探っています。 第7章 雇用者への支援:インクルーシブな職場づくり ビジネスをどのようにサポートすべきかを探っています。 |
詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://publications.parliament.uk/pa/ld5901/ldselect/pubserv/12/12.pdf