2024年11月13日、フランス連帯・自立・障害者省は、2024年新学期より、ADHD、発達性ディスレクシアや知的発達障害のある生徒に対し、学校制度における支援を強化することを発表しました。2023年から2027年の神経発達障害に対する国家戦略において、教育インクルージョンに力を入れることが掲げられており、特にADHDやディスレクシア障害、知的発達障害のある生徒とその家族に対する支援の重要性が述べられています。
2024年9月の新学期から、フランス全土の学校で、下記の追加の支援クラスまたはシステムが開設されます。
こうした自己規制システムは、専門の教育者や心理学者が学校に常駐することにより実現されています。生徒の自主性を追求することを重視しており、注意力、感情表現や行動等の制御方法を訓練し、そのトレーニングは学校内の特定のスペースで行われます。トレーニングの時間以外は、生徒個人、または専門の教育者が付き添った形で、通常のクラスに参加できるようにしています。専門の教育者は、自閉症スペクトラム障害のある生徒と通常のクラスに通う生徒が、包括的に学校生活を送れるよう支援します。
詳しくは下のサイトをご覧下さい。(笹子)
https://handicap.gouv.fr/eleves-autistes-dys-tdah-tdi-tout-savoir-sur-la-rentree-2024