2024年11月27日、ニュージーランドのワイカハ(Whaikaha)-障害者省は、メンタルヘルスとウェルビーイング委員会により、15歳から24歳のマオリを含む障害のある若者とそうでない若者の精神的健康と幸福度の調査報告書が示されたことを発表しました。
2021年のニュージーランドの一般社会調査のデータを活用した今回の報告書では障害のある若者の精神的幸福度のスコアが、障害のない若者のスコアよりも低いことが顕著となりました。下記に10点満点中のスコアに対する評価または比率の一例を示します。
項目 | 障害のない若者 | 障害のある若者 |
人に対する信頼度が低い | 5.2点 | 6.4点 |
人生で行っていることの価値を低く評価している | 6.3点 | 7.9点 |
過去1年間に差別を経験した可能性の高さ | 23% | 35% |
過去4週間に孤独を感じた可能性の高さ | 25% | 52% |
上記スコアは、精神保健・福祉委員会の福祉成果フレームワークの関連指標に焦点を当てており、
等の、フレームワークの成果が含まれています。
なお、障害のある若者の障害の状態については、ワシントングループ(各国の政府統計局や障害に関する国際組織の職員で構成される国連統計部シティグループの一つ)の短い設問により定義されており、「見る」、「聞く」、「歩く」、「記憶/集中する」、「セルフケア」、「コミュニケーション」の6つの活動領域で機能的制限のある対象者を特定しています。
詳しくは下のサイトをご覧下さい。(笹子)
https://www.whaikaha.govt.nz/news/news/mental-health-and-wellbeing-outcomes-for-young-disabled-people-results-from-mental-health-and-wellbeing-commission-research