図1 厚生労働省の担当部署に提出した要望書の一部

図1 厚生労働省の担当部署に提出した要望書の一部

2022年7月1日

厚生労働省
障害保健福祉部障害福祉課
虐待防止対策専門官 様
評価・基準係 御中
医政局病院経営支援課国立病院機構支援室 御中

筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクト女性ネットワーク
DPI女性障害者ネットワーク
認定NPO法人DPI日本会議
全国自立生活センター協議会女性リーダープロジェクト
全国自立生活センター協議会(JIL)

意思に反した異性介助の防止に関する要望書

時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は障害者福祉のためにご尽力いただきありがとうございます。

私たち筋ジス病棟の未来を考えるプロジェクトの障害女性で取り組んでいる女性ネットワークでは、筋ジス病棟で生活されている患者さんや筋ジス病棟入院経験者と繋がり、当事者の意見を聞く中で、「異性介助がつらく、同性介助を希望するが聞いてもらえない」という声を、特に女性の入院患者さんから何度も耳にしました。この意思に反した異性介助は、当事者にとって大変苦痛を強いられるものであり、大きく尊厳を傷つけられる人権侵害であるのにもかかわらず、今この瞬間も起こり続けています。したがって、早急に改善されるべき問題として意思に反した異性介助防止に対応いただきますよう下記の通り要望いたします。なお、筋ジス病棟全体の処遇改善のためにも、人員不足など根本的な課題にも取り組んでいただきますようよろしくお願いいたします。

1.筋ジス病棟における同性介助の原則を推進するために、今すぐできることから具体的に動いてください。

前回の御省からのご回答2-2.「国立病院機構の病院においても、できる限り同性介助を実施する方針」との回答でしたが、現状は異性介助で今もつらい思いをしている当事者が複数おられ、筋ジス病棟で同性介助の取り組みがなされているようには見えません。同性介助を実施する方針であるのにもかかわらず実施できていないのはなぜでしょうか。実施が難しいならばその要因を明らかにするとともに、可能な部分から同性介助を実施できるよう、通知の発出など今すぐできること

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