[教育]ユネスコが「教育と障害者」に関するレポートを発表

リハ協ブログ2018年5月11日より転載

ユネスコ統計局(UNESCO Institute for Statistics (UIS))は、49カ国の障害者の教育について比較したレポート「教育と障害者(Education and Disability)」を公表しました。

このレポートは、USAIDの人口保健調査(Demographic and Health Surveys (DHS) )、ILOの「学校から仕事への移行調査(School-to-Work Transition Surveys (SWTS))」、IPUMS-International のセンサスの2005年から2015年までのデータを使って、次の5つの教育に関する指標について障害のある人と障害のない人を比較分析したものです。

①15-29歳で学校に行ったことのある人の割合(37カ国の比較)
②初等・中等教育前半の学校に行っていない人の割合(6カ国の比較)
③初等・中等教育前半の学校を卒業した人の割合(6カ国の比較)
④25歳以上の人の平均就学年数(22カ国の比較)
⑤15歳以上の識字率(25カ国の比較)

結果を少し紹介しますと、②の初等・前期中等教育の学校に行っていない人の割合で最も差があったのはカンボジアで、障害のない人7%、障害のある人57%でした。

また、⑤の15歳以上の識字率では、最も差があったのは、インドネシアで、障害のない人の識字率93%にたいして、障害のある人は52%でした。

詳細は、報告書をご覧ください。

ユネスコ統計局のレポートに関する記事は下のサイトにあります。

http://uis.unesco.org/en/blog/what-we-know-and-great-deal-we-dont-about-education-and-disability

また、レポートは下にあります。(寺島)

http://uis.unesco.org/sites/default/files/documents/ip49-education-disability-2018-en.pdf

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