[WHO]結核グローバルレポートを公表

リハ協ブログ2019年10月20日より転載

2019年10月17日、WHOが結核グローバルレポート2019(Global Tuberculosis Report 2019)を発表しました。このレポートは、世界、地域、国レベルでの結核(TB)の流行と対応状況についての包括的かつ最新の評価を報告しています。202の国と地域のデータが掲載されています。

同報告書によると、結核による世界の死亡者数は、2017年は160万人であったものが、2018年には150万人と減少しました。新しい発症者は着実に減少しています。ただし、低所得国での発症者数は、依然として高く、2018年には約1,000万人が結核を発症したとのことです。

レポートには、結核の発生率と死亡率の傾向以外にも、結核の症例発見と治療結果のデータ、多剤耐性結核(MDR-TB)、TB / HIV、結核予防、全体的な保健対策、資金調達などが書かれています。また、結核流行に関する国家レベルでの主な影響と、結核を終わらせるための多部門による行動を明確にするために使用できるSDG指標に関するデータを用いるという特徴をもった監視フレームワークの概要も示しています。

詳しくは、下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.who.int/tb/global-report-2019

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