3つのDAISYフォーマット製作ツール入手可能
正・準会員向けに、3つの安定したDAISY図書製作ツールが入手可能になりました。
メンバーはDAISYのホームページの”ツール”(英語版)エリアからLpStudio/PROをダウンロードできます。SigtunaDARとMyStudioPCを快く提供してくれたJSRPDに深く感謝申し上げます。 これらのツールは、幅広い可能性があり、様々なユーザーグループと製作環境を考慮してデザインされました。製作プロセスに精通している上級者はLpStudio/Proが適しており、DAISYフォーマットでの製作を始めたばかりの方々には、シンプルなMyStudioPCがニーズに合うはずです。
それぞれのツールの簡単な比較が以下にありますのでご参照下さい。ご質問があれば、メールをお送り下さい。(英語にて)
webmaster@mail.daisy.org
DAISY図書製作ツール:
簡単な比較
LpStudio/Pro
- アウトプット: NCCのみ、またはフルテキストDTBを製作するために使う
- アクセシビリティ:ウィンドウズ用の Scripts for Jaws とSupernova のマップが利用可能(DAISYのウェブサイトで最新バージョンを確認して下さい。)外部のシンセサイザーが必要。
長所
外部のソースドキュメントを使ってフルテキストDTBを製作する際にほとんどのフィーチャーを提供する。録音ウィンドウに広範囲の機能性がある。アドバンス、シンプルの2つのレコーディング・スクリーンオプションがある
短所
録音を開始すると、ストラクチャー/テキストコンテンツを編集する能力が限られる。製作プロセス、インターフェイスが初心者には複雑と感じる場合がある。
テキスト製作部門やオーディオレコーディング部門がある、比較的大きな団体がよく利用している。ストラクチャーエディターを使ってNCC構造を製作するための独立型ツールとして利用できる。
Sigtuna DAR
- アウトプット: NCCのみ、またはフルテキストDTBを製作するために使う
- アクセシビリティ:ウィンドウズ用の Scripts for Jaws が利用可能(DAISYのウェブサイトで最新バージョンを確認して下さい。)外部のシンセサイザーが必要。
長所
"目次のみの図書”を作成中に、メイン画面でNCC(見出し)およびページの作成、編集、削除ができる。NCCのみのDTBに、ATAUモードを使ってフルテキストを追加することができる。
短所
LpStudio/Proのように録音ウィンドウの機能性は広範囲ではない。”シンクロナイズ”モードでの、編集においての制限はLpStudio/Proと同様である。
比較的大きな団体が利用している。
My Studio PC
- アウトプット: NCCのDTBの製作に利用できる。
- アクセシビリティ: セルフボイシング。 外部シンセサイザーは不要。
長所
簡単に学べて、操作しやすい。テキストを合成音声を使用して録音する機能がある。
短所
フルテキストDTBは製作できない。
録音開始前にストラクチャードキュメント(NCC)を製作しない団体が利用している。また、自宅やスタジオで活動しているボランティアもよく利用している。