[国交省]「新技術等を活用した駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」の中間報告を公表

リハ協ブログ2021年7月2日より転載

令和3(2021)年7月2日、国土交通省は、「新技術等を活用した駅ホームにおける視覚障害者の安全対策検討会」の中間報告を公表しました。

同検討会は、ホームドアの整備に代わる安全対策を検討するために、視覚障害者団体・支援団体、学識経験者、鉄道事業者等により設置され、令和2年10月から検討が行われてきました。

同中間報告では、転落経験のある視覚障害者34人に対するヒアリングなどから、次のような転落防止対策が提案されています。

(1)駅係員等による円滑な介助を行う対策

  • ①AI カメラを活用して駅係員等による円滑な介助を行う方法
  • ②スマホアプリを活用して駅係員等による円滑な介助を行う方法 

(2)ホーム端に接近している視覚障害者を検知して注意喚起する方法

AI の活用により、列車の在線状況や歩行動線を踏まえて、転落の危険性のある視覚障害者の確実な識別を可能とするような取り組み

(3)長軸方向の安全な歩行経路を示す適切な方法

ホーム中央に歩行動線の道しるべとなるマーカー(例えば、線状ブロック)を設置する案や、内方線付き点状ブロックの内側の領域を活用する案など

詳しくは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.mlit.go.jp/tetudo/tetudo_fr7_000032.html

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