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DAISYとは?
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DAISYのはじまり

出来事
1986年   東京で開かれたIFLA(国際図書館連盟)の大会での専門家会議で視覚障害者のためのデジタル録音図書の標準化が国際的に議論された。
1990年   スウェーデンのソフトウェアハウスであるラビリンテンでDAISYの開発がはじまる。
1993年   スウェーデンのTPB(スウェーデンの国立点字録音図書館)が開発費を提供し、学生と専門家の利用者を対象にしたパソコンで録音し、パソコンで再生する録音図書としての初期のデイジーの試作がはじまった。
同時期に日本のCD-ROMドライブメーカーであるシナノケンシ株式会社で厚生省のよびかけに応じて録音図書プレーヤーの試作がはじまった。
1995年 4月 カナダのトロントで開かれたIFLAのデジタル録音図書の標準化をめぐる国際会議でプレクストークを紹介。先端の技術力を持つアメリカは後ろ向きの発言があったが、
(1)2年以内に標準化をはかることを国際図書館連盟の名前で宣言して各国が独自の方式でスタートする。
(2)目標達成のために国際共同開発組織を発足させることを確認した。
  7月〜12月 スウェーデン、イギリス、日本で協議を重ね、シナノケンシはデイジーの技術仕様にあわせたプレイヤーの開発、デイジーは国際的な共通資産として開発を進めていき、どこのメーカーでも参入できるように技術仕様は公開することを合意した。
1996年 5月 デイジーコンソーシアムが日本、スウェーデン、イギリス、スイス、オランダ、スペインの6ヶ国で結成された。アメリカは参加拒否。
同時期に日本の長寿社会福祉基金によるデイジーと試作プレイヤーの国際評価試験を含むシナノケンシへの助成が決定した。
1997年 3月 アメリカのロスアンジェルスで毎年開催される「技術と障害」という国際会議においてデイジーを紹介。別の形でデジタル化の開発を進めていたアメリカの点字図書館RFB(Recording for the Blind)との意見交換の場を持つ。
  5月 スウェーデンのシグツナでデイジーコンソーシアムの会議が開催される。
「次世代の録音図書のフォーマットに関する国際会議」
デイジーをインターネットのマルチメディアに対応する第二世代に進化させることが決まる。
  8月 デイジーコンソーシアムにアメリカが加入。
1998年 4月 プレクスターより専用プレーヤーが発売される。
名古屋ライトハウスが長時間のCD-ROMに収めたデイジー録音図書の貸出をはじめる。
京都のボランティアグループ「ロバの会」が高島屋通信販売カタログのデイジー化を行う。
全国視覚障害者情報提供施設協議会と提携したデイジー講習会が開催されるようになる。
「Sigtuna DAR」が(財)日本障害者リハビリテーション協会から無償で提供されるようになる。
1998年〜2001年   厚生省補正予算事業により、全国の約100ヶ所の視覚障害者情報提供施設へ2度のデイジー製作システムの貸与・製作講習会、2580タイトルのデイジー録音図書・601タイトルのデジタル法令集の配布および各都道府県へデイジー再生用機器(約8000台)の貸与が行われる。
2580タイトルの録音図書目録は全国の中学校以上の学校、公共図書館、社会福祉協議会をはじめとする福祉関連団体へ約58,000部が無償で配布される。
2001年 1月 DAISY仕様2.02の公式推薦が発表される。
  12月 DAISYの正式名称Digital Audio-based Information systemがDigital Accessible Information systemとなり理事会で正式に決定された。デイジーコンソーシアムの正準会員約40ヶ国で構成されている。

シグツナ・ソフトウェアの開発とシグツナ・プロジェクト

<シグツナ・ソフトウェア>
インターネットの標準技術(SMIL)と標準言語(HTML)を取り入れた、デイジー仕様の録音物を製作するためのパソコンのソフトウェアを「Sigtuna DAR」と呼びます。構造化された録音図書の製作をすることができ章・節・項などの見出しからの検索や、原本ページからの検索ができるものです。
初代デイジーとも共通する点は、CD-ROMで保管し、専用のプレイヤーで聞くことができます。

<シグツナ・プロジェクト>
視覚障害者とその他の普通の印刷物を読むのが困難な障害者の方に情報を提供するためDAISY仕様を使って開発が進められている3つのプロジェクトをさします。
(1)シグツナ・ソフトウェア
(2)シグツナ・ブラウザ デイジー録音図書の再生ができる視覚障害者用WWWブラウザ
(3)テレフォン・ブラウザ 電話を使ってインターネットの情報を提供するブラウザ

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