トーキング･タクタイル・タブレット(Talking Tactile Tablet) レベル2製作システム
DAISYの革新的な計画に興味のある方は賛助会員のタッチグラフィックス社(Touch Graphics)とその活動についての記事をご覧下さい。
タッチグラフィックス社は、教師などが双方向性オーディオ・タクタイル（触れて聞くことができる）教材を製作するための新製品の開発に着手しています。このオーサリング・システムを使うと、専門家でなくても特別に用意されたテンプレートに突起した線やおうとつのある絵を作製することができ、絵に部分的に音声録音を追加することができます。児童がいろいろなところを押すとサウンドタグが再生されて聞くことができます。このような方法で地図、図表、グラフィックなイメージなどを用いる授業に役立てることができます。ソフトウェアとドローイング（描画、図、地図など）テンプレートは、トーキング･タクタイル・タブレットと連結して使えるように設計されています。トーキング･タクタイル・タブレットは高画質で、リーゾナブルな価格のコンピューターインプットデバイスで、アメリカン・サーモフォーム・コーポレーションから間もなく発売されます。
オーサリング・システムレベル２は、教師が様々なオーディオ-タクタイル（触れて聞くことができる）教材を簡単に製作できるフィーチャーを備えています。例えば、このソフトを使うと、ドローイングの個々のパーツに複数の情報を簡単に追加できます。生徒はその図に指をあてたままで録音が再生されます。さらに、製作者がドローイングを製作すると、システムは自動的に製作された全てのオーディオタグのインデックスを作成します。生徒はドローイング・シート上の全ての録音を聞くことができますし、”オーディオ コーチ”にタグ付けされた部分や形を案内してもらうこともできます。
場合によっては、教師はあるグラフィックについて補足したり説明したりするために、より全般的なディスカッションをしたいと思うこともあるかもしれません。そのような場合には、教材にデジタル・オーディオ・インフォーメーションのプレゼンテーション用DAISY規格にもとづいた階層的な方法で録音したり、テキストを挿入できる特別なフィーチャーがあります。生徒は、DAISYに対応しているリーダーに使われている使い慣れた４つの矢印キーで、合成音声またはデジタル化された肉声で再生をコントロールすることができます。
このプロジェクトは全米の異なった地域の全盲または弱視の生徒たちを持つ５人の教師の協力を得て行なわれています。研究開発の助成金は、国立リハビリテーション研究所（NIDRR)と教育省により提供されています。完成した製品は２００５年に発売される予定です。
Touch Graphics Company
New York, NY USA
Contact: Steven Landau
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