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DAISYプレーヤー試作品製作会社、DTBプレーヤーを大量受注、過去最大の契約締結へ
1990年代半ば、DAISYプレーヤーの試作品が紹介され、見る者すべての関心を引いた。それから10年以上たった今、デジタル録音図書（DAISY DTB）プレーヤーの製造契約が締結され、まず約25万台が製造されるとの発表があった。
アメリカ議会図書館は、NLS/BPH（視覚障害者および身体障害者のための全国図書館サービス）の代理として、日本のシナノケンシ株式会社（SKC）およびその子会社であるシナノケンシ株式会社−Plextor LLC（SKC−北アメリカ）と契約を締結した。これにより、標準規格に従った最新のプレーヤーが製造されることとなった。
最初の発注は、ANSI/NISO Z39.86（DAISY 3）とDAISY2.02による図書の両方の再生をサポートする223,837台のデジタル録音図書プレーヤーである。初めてのNLS/BPH用プレーヤーは、2008年末には製造される見込みである。
シナノケンシ株式会社−北アメリカのRex Bergsma（レックス・バーグスマ）社長は、次のように語った。「シナノは、私たちの生活をよくする製品の創造と製造に、長年情熱を傾けてきました。私たちは、NLSが非常に多くの人々の生活の質の向上や自立に向けて全力を尽くしていることに、驚き、感動しております。」NLS/BPHは、700,000人の利用者にアクセシブルな図書館サービスを提供している。
DTBプレーヤーは、日本のPlextor（PLEXTALK）の工場で製造され、NLSが定めた品質と基準に従って組み立てられる。NLS/BPHのDTBプレーヤーの写真と情報は、オンラインで入手できる。
NLSはDAISYコンソーシアムの正会員。Plextor Co. Ltd（プレクスター株式会社）は、シナノケンシ株式会社の子会社で、DAISYコンソーシアムの賛助会員である。
さらに詳しい情報は、シナノケンシ株式会社のプレスリリースと、2008年7月のNLSニュースレター、NLS FLASHに掲載されている。